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話題株ピックアップ【夕刊】(1):クオリプス、東北電、湖北工業

■クオリプス <4894>  4,400円  +700 円 (+18.9%) ストップ高   本日終値
 クオリプス<4894>がストップ高。25日付の日本経済新聞朝刊で「iPS細胞から作成した心筋シートについて、早ければ6月にも厚生労働省に製造販売承認を申請する」と報じられたことを好感した買いが引き続き入った。会社側によると、正式に承認申請を行った際には開示するとしている。

■東北電力 <9506>  1,544円  +150 円 (+10.8%)  本日終値  東証プライム 上昇率トップ
 東北電力<9506>がマドを開けて急騰、2019年1月以来約5年4カ月ぶりの高値圏に浮上した。原発再稼働の思惑や国内で半導体関連投資の動きが強まるなか、ここにきて電力株への注目度が再び高まっており、各社の株価を強く刺激している。そのなか、きょうは同社株の上げ足がひと際目立つ展開となった。同社は27日、女川原発2号機の安全対策工事が完了したことを発表、9月ごろの再稼働を目指し、原子炉に核燃料を入れる作業や原子炉の起動検査などを進める予定にあることから、これを材料視する買いを呼び込んだ。

■湖北工業 <6524>  2,490円  +155 円 (+6.6%)  本日終値
 湖北工業<6524>が続急伸で連日の年初来高値更新。同社はアルミ電解コンデンサーのリード端子で高付加価値品を中心に圧倒的な世界シェアを誇る。また、海底ケーブル向け光部品(光アイソレーター)でも競合は米企業1社のみというグローバルニッチトップとして存在感を放っている。27日取引終了後、次世代海底ケーブルシステム向けの新たなマルチコアファイバ接続光部品を開発し、マルチコアファイバとしては世界最長となる1万8090キロメートルの光ファイバ伝送の実証に貢献したことを発表した。これを手掛かり材料に投資資金の攻勢が顕著となった。

■アイフル <8515>  415円  +12 円 (+3.0%)  本日終値
 アイフル<8515>は大幅続伸。27日取引終了後に自社株買いを実施すると発表しており、これが好感された。取得上限は600万株(自己株式を除く発行済み株数の1.2%)、または20億円。期間は5月28日から7月31日まで。

■アズビル <6845>  4,416円  +113 円 (+2.6%)  本日終値
 アズビル<6845>が続伸。SMBC日興証券は27日、同社株の投資評価を「2」から「1」へ引き上げた。目標株価も4400円から5600円に見直した。同社株に対する評価はファクトリーオートメーション(FA)市況の底打ち、ビルの空調や防災を総合的に制御・管理するBA事業の収益性改善、それに株主還元の強化や省エネ効率改善の高まりや将来的なデータセンター(DC)拡大期待を踏まえると、市場期待は中長期的には一層高まる蓋然性が高い、と指摘。生成AIの普及に伴うDC拡大期待によって、今後、同社バリュエーションが高まる可能性はあるとみている。更に、25年3月期の連結営業利益は385億円と会社計画(375億円)を上回ると予想している。

■大成建設 <1801>  6,094円  +150 円 (+2.5%)  本日終値
 大成建設<1801>や鹿島<1812>、大林組<1802>など建設株の一角が堅調に推移。日本建設業連合会が28日に発表した4月の建設受注は前年同月比25.1%増の1兆4060億円で、このうち国内では同24.0%増の1兆3800億円となった。4月の受注高としては高水準にあることから、建設業の事業環境を巡る前向きな見方を広げる形となり、株価の支援材料となったようだ。法人会員92社が対象の調査で、受注額のうち発注者別では民間が同21.9%増の1兆240億円となっている。

■三菱UFJ <8306>  1,628円  +37.5 円 (+2.4%)  本日終値
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクや第一生命ホールディングス<8750>など大手生保株が頑強な値動き。第一生命HDは3月27日につけた年初来高値4012円を上回り約2カ月ぶりに新値圏に突入した。日銀の植田総裁や内田副総裁の発言などを受け、日銀の金融政策転換への思惑が高まるなか、国内10年債利回りが上昇傾向を強めている。前日は1.025%まで水準を切り上げ、2012年4月以来約12年ぶりの高水準となった。金利の上昇傾向が強まればメガバンクや生保は運用環境の改善につながることで、株価面でもポジティブ材料となっている。

■帝人 <3401>  1,608円  +28.5 円 (+1.8%)  本日終値
 帝人<3401>が続伸、5月10日に上ヒゲでつけた年初来高値1614円を奪回し新値街道に復帰した。同社は27日、衣料素材メーカーの福井経編興業(福井市)や大阪医科薬科大学と共同で開発した心・血管修復パッチ(心臓パッチ)「シンフォリウム」を6月12日に発売すると発表、これを材料視する買いを呼び込んだ。同製品は先天性心疾患の患者(小児)向けに開発されたもので、伸張可能な構造を有することで心臓の大きさの変化に対応することができ、再手術のリスクを低減させる。同社傘下の帝人メディカルテクノロジーが販売を手掛ける。シンフォリウムは作家の池井戸潤氏の小説「下町ロケット ガウディ計画」に登場する心臓の人工弁技術の題材にもなったとされる製品で話題性も高い。

■ユナイテッド <2497>  779円  +9 円 (+1.2%)  本日終値
 ユナイテッド<2497>が続伸。正午ごろ、AIチューバー事務所「AI CAST」の運営や、AIチューバーの運営技術を活用した法人向けソリューションを提供しているPictoria(東京都港区)に出資すると発表しており、好材料視された。AIチューバーとは、AI技術を用いてVチューバーとしての活動をする新しい形のマルチタレントのこと。Pictoriaは、今回調達した資金でAIチューバーの新たなIPの開発と展開を進めていく予定で、ユナイテッドはPictoriaの事業拡大と更なる成長に向け支援するとしている。

■カネカ <4118>  4,005円  +40 円 (+1.0%)  本日終値
 カネカ<4118>が堅調に推移。同社はきょう、塩化ビニール樹脂の販売価格を改定すると発表。6月21日出荷分から現行価格に対しキログラム当たり15円以上の値上げを実施するとしており、採算改善などが期待されているようだ。対象は汎用塩化ビニール樹脂のほか、塩化ビニールペースト樹脂を含む特殊塩化ビニール樹脂のすべての品種で実施する予定。値上げの理由は、物流費や業務委託を含む人件費、原材料費、エネルギーコストなどが上昇していることに加え、設備の維持・保全にかかる調達・工事関連費用も増え続けており、自助努力では限界に達しているためとしている。

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