三菱UFJなどメガバンクが持ち直す、長期金利1.005%と異次元緩和前の水準に上昇
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>が朝安後にプラス圏に浮上。みずほフィナンシャルグループ<8411>も売り一巡後は持ち直しており、メガバンクが底堅く推移している。この日、円債市場で新発10年債利回り(長期金利)は一時1.005%に上昇し、日銀による異次元緩和前の水準となる2012年4月以来の高水準をつけた。この日、財務省が実施した「残存期間5年超15.5年以下」の流動性供給入札は無難な結果と受け止められたものの、日銀が早期に利上げに踏み切るとの観測が続き、長期金利に上昇圧力が掛かった。銀行株に対しては、事業環境の更なる改善を見込んだ買いが入ったようだ。七十七銀行<8341>や百十四銀行<8386>など地銀株の一角が堅調で、楽天銀行<5838>が高い。
出所:MINKABU PRESS
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