テリロジーHD---多言語映像通訳サービスを三井不動産ホテルマネジメントが運営する国内27施設のホテルに導入
テリロジーホールディングス<5133>は14日、同社の連結子会社でICTソリューションサービス事業を展開するテリロジーサービスウェアが開発及び販売を行う多言語映像通訳サービス「みえる通訳」について、三井不動産ホテルマネジメントが運営する国内27施設のホテルに導入したことを発表した。
三井不動産ホテルマネジメントが運営するホテル全体でのインバウンドの比率は、都内や関西では80%前後を占め、国別では、中国、韓国等アジアに次いで欧米の順で、主に、個人や少人数グループの顧客が利用している。そのため、海外ゲストへの対応については、多言語対応スタッフの積極的な採用をはじめ、案内や館内サインの多言語化、翻訳機の導入等を行ってきた。言語によっては、多言語対応スタッフの不在により対応が先送りになってしまう点や、属人化が課題となっていた。
また、急激な海外ゲストの増加に伴い英語以外の言語対応の必要性が高まるも、対応スタッフの人数が限られている現状があった。また、使用していた翻訳機では、詳細かつ丁寧な説明や顧客の要望に対して正確な意思の疎通を図ることが難しいことも課題になっていた。
細かな内容の対応が難しく、顧客満足度の観点からも接客時に翻訳機を使うことを躊躇するスタッフもいたことから、このような状況を打開すべく、「みえる通訳」の導入を検討したとのこと。
導入後は、顧客の要望や相談に対し、より正確な対応をできるようになったことで顧客の安心感にも繋がったと感じているという。また、外国語を話せないスタッフも「みえる通訳」を使って対応ができるようになったことは、スタッフの不安解消につながり、多言語対応スタッフへの属人化も軽減されたとしている。
「みえる通訳」は、タブレットやスマートフォンの画面上にテレビ電話形式で通訳者を呼び出し、多言語コミュニケーションをサポートする映像通訳サービスで、13言語の外国語通訳と手話通訳に対応している。
《SI》
提供:フィスコ