フォーバル---24年3月期は増収・2ケタ増益、全事業部門が黒字化
フォーバル<8275>は13日、2024年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比6.7%増の635.27億円、営業利益が同32.4%増の32.35億円、経常利益が同27.3%増の34.59億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同19.7%増の20.11億円となった。
フォーバルビジネスグループについて、売上高は前期比13.5%増の333.43億円、セグメント利益は同7.8%増の20.93億円となった。アイコンサービスが順調に拡大し、エルコムなどのグループ会社の売上が増加したほか、新たに連結に加わったグループ会社の寄与もあった。
フォーバルテレコムビジネスグループについて、売上高は前期比6.6%減の226.83億円、セグメント利益は同76.2%増の10.14億円となった。売上高は電力の仕入価格低下の影響に加え、ISPサービスや印刷関連等の減少により減収となったが、セグメント利益は前期の料金体系の変更により大幅増益となった。
総合環境コンサルティングビジネスグループについて、売上高は前期比38.6%増の52.90億円、セグメント利益は0.86億円(前期は0.80億円の損失)となった。自家消費ニーズの高まりを受けて太陽光システムが増加したほか、LEDの販売も順調に推移した。
その他事業グループについて、売上高は前期比7.3%増の22.11億円、セグメント利益は同15.3%増の3.06億円となった。セミナーやIT技術者の派遣事業が増加した。
2025年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比5.5%増の670.00億円、営業利益が同11.3%増の36.00億円、経常利益が同7.0%増の37.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同4.4%増の21.00億円を見込んでいる。
《SI》
提供:フィスコ