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今日の為替市場ポイント:米長期金利の低下を受けてドルは伸び悩む可能性


3日のドル・円は、東京市場では153円79銭から152円76銭まで下落。欧米市場では153円33銭まで買われた後、一時151円86銭まで反落し、153円05銭で取引終了。本日6日のドル・円は主に153円を挟んだ水準で推移か。米長期金利の低下を受けて、ドルは主要通貨に対して伸び悩む可能性がある。

米労働省が5月3日発表した4月雇用統計では、非農業部門雇用者数は前月比+17.5万人にとどまった。平均時給は前年比+3.9%で4%を下回った。失業率は3.9%で市場予想を上回った。この結果を受けて米長期金利は低下したが、雇用情勢の悪化を示唆する内容ではなかった。労働市場の拡大は続いており、米連邦準備制度理事会(FRB)が9月までに利下げを行うことが保証されたわけではない。ただ、非農業部門雇用者数の伸びが5月以降、15万人以下の水準にとどまった場合、9月利下げの確率はかなり高まりそうだ。この場合、米長期金利は一段と低下し、ドルは主要通貨に対して弱含みとなる可能性がある。

《MK》

 提供:フィスコ

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