貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
日経平均株価の構成銘柄。同指数に連動するETFなどファンドの売買から影響を受ける側面がある
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6857 アドバンテスト

東証P
9,447円
前日比
+62
+0.66%
PTS
9,480円
23:58 11/22
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
57.3 14.68 1.16
時価総額 72,377億円
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来週の株式相場に向けて=リスクオフ相場の先行きを探る展開に

 19日の東京株式市場は、日経平均株価が1011円安と今年最大の下げを記録。一時3万7000円を割り込む場面もあり、2月9日以来、約2カ月ぶりの水準に落ち込んだ。この日の株価急落の要因には、台湾積体電路製造(TSMC)<TSM>が決算発表を行い半導体市場の見通しを引き下げたことから、東京エレクトロン<8035>などが急落したことがある。

 そこへ更に「イスラエルがイランに空爆を行った」と伝わり、中東情勢緊迫化を警戒するリスクオフの売りに見舞われた。特に、イラン空爆の報道は相場にショック安をもたらした。市場関係者からは「イスラエルとイランの抗争がウクライナ戦争と異なるのは、状況次第では両国が持つ核の脅威へとつながっていくことだ」と指摘する。更に、この日の市場ではイランによるホルムズ海峡閉鎖まで警戒されたようだ。

 しかし、「日経平均株価が一時1300円安まで売られたことで、目先のリスク要因は相当織り込んだのではないか」(アナリスト)との見方も出ている。イラン政府高官は「即時に報復する計画はない」と語った、とも伝えられている。ただ、更に危機が深刻化すれば一段の下値を模索することもあり得るだけに、中東情勢からは目が離せないだろう。

 そんななか、来週も注目イベントは満載であり気を許せない状況は続きそうだ。4月30~5月1日の米連邦公開市場委員会(FOMC)が注視されているが、その内容を探る意味でも26日の米3月個人消費支出(PCEデフレーター)は高い関心を集めそうだ。また、25日には米1~3月期国内総生産(GDP)が発表される。米決算発表も要注目だ。23日にはテキサスインスツルメンツ<TXN>とテスラ<TSLA>、24日にはメタ・プラットフォームズ<META>、25日にはマイクロソフト<MSFT>とアルファベット<GOOG>などが決算を行う。

 国内では、25~26日に日銀金融政策決定会合が開催される。3月にマイナス金利の解除を決定しているだけに金融政策は現状維持が予想されるが、足もとで円安が進行するなか植田総裁のコメントは注視されそうだ。

 更に、日本でも23日のニデック<6594>を皮切りに決算発表が本格化する。24日にファナック<6954>、25日にディスコ<6146>、ルネサスエレクトロニクス<6723>、富士通<6702>、26日にアドバンテスト<6857>、日立製作所<6501>などが予定されている。24日にレジル<176A>、25日にコージンバイオ<177A>が東証グロース市場に新規上場する。来週の日経平均株価の予想レンジは3万6500~3万7700円前後。(岡里英幸)

出所:MINKABU PRESS

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