<動意株・19日>(大引け)=神栄、サン電子、クリングルなど(その1)
神栄<3004>=後場に入り急伸。きょう正午ごろに、24年3月期連結業績予想について純利益を14億円から16億5500万円(前の期比74.4%増)へ上方修正すると発表。配当予想も50円から80円(前の期実績40円)に大幅増額しており、これを好感した買いを集めている。為替差益の計上や税金費用の減少が寄与する見込み。電子関連部門の伸び悩みを受け、売上高予想は410億円から402億400万円(同0.8%増)へ、営業利益予想は18億5000万円から17億9300万円(同30.4%増)へ下方修正した。
サン電子<6736>=上値指向。この日の午前中、藤商事<6257>から販売中のパチンコ遊技機「P緋弾のアリア~緋緋神降臨~ラッキートリガーVer.」をテーマとしたスマートフォン向け実機シミュレーションアプリの配信を開始したと発表しており、好材料視されている。同アプリは、原作で大人気のキャラクター「ネモ」が参戦し、萌え演出が増しているほか、同機種より搭載された新規楽曲2曲「星屑のSky wall」「Secret moon」をBGMモードで視聴することが可能になっているという。
クリングルファーマ<4884>=全体相場が大きく崩れるなか反発。この日の寄り前、東北大学との間で実施した筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者に対して組み換えヒトHGFタンパク質製剤を投与する第2相臨床試験の追加解析として、検体試料のバイオマーカー解析に関する共同研究契約を締結したと発表しており、好材料視されている。治験で取得した検体試料について神経変性や神経炎症のバイオマーカーを測定し、HGF投与による効果を検証することが目的で、効果の検出しやすい患者集団の特定など、次相試験のデザイン策定に重要な情報が得られることが期待されるという。なお、同件による業績への影響は軽微としている。
アイザワ証券グループ<8708>=3日続伸。18日の取引終了後、予想を非開示としていた24年3月期業績について、最終利益が29億7500万円(前の期23億7500万円の赤字)になったようだと発表したことが好感されている。株式市場が堅調に推移したことを受けて、株式や投資信託、ラップ商品などの受入手数料や米国株式などのトレーディング損益が大幅に増加した。また、特別利益として投資有価証券売却益を計上したことも寄与した。
さくらインターネット<3778>=物色の矛先向かいストップ高。19日付の日本経済新聞朝刊が「経済産業省は人工知能(AI)を開発する際に使うスーパーコンピューターの国内整備に乗り出す」と報じた。さくらネットなど5社のAIスパコンの整備に合計725億円を補助するという。これを受けさくらネットは19日の取引開始前に、「報道の通り最大補助額約500億円の申請を行っている」とするコメントを発表。申請結果が公表できるタイミングとなった段階で改めて開示する姿勢を示した。経産省の補助による収益押し上げ効果を期待した買いが入った。報道では補助対象に内定した企業として、上場企業ではさくらネットのほか、KDDI<9433>とGMOインターネットグループ<9449>の名を挙げている。支援額はKDDIが102億円、さくらネットが501億円、GMOは19億円としている。
サン電子<6736>=上値指向。この日の午前中、藤商事<6257>から販売中のパチンコ遊技機「P緋弾のアリア~緋緋神降臨~ラッキートリガーVer.」をテーマとしたスマートフォン向け実機シミュレーションアプリの配信を開始したと発表しており、好材料視されている。同アプリは、原作で大人気のキャラクター「ネモ」が参戦し、萌え演出が増しているほか、同機種より搭載された新規楽曲2曲「星屑のSky wall」「Secret moon」をBGMモードで視聴することが可能になっているという。
クリングルファーマ<4884>=全体相場が大きく崩れるなか反発。この日の寄り前、東北大学との間で実施した筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者に対して組み換えヒトHGFタンパク質製剤を投与する第2相臨床試験の追加解析として、検体試料のバイオマーカー解析に関する共同研究契約を締結したと発表しており、好材料視されている。治験で取得した検体試料について神経変性や神経炎症のバイオマーカーを測定し、HGF投与による効果を検証することが目的で、効果の検出しやすい患者集団の特定など、次相試験のデザイン策定に重要な情報が得られることが期待されるという。なお、同件による業績への影響は軽微としている。
アイザワ証券グループ<8708>=3日続伸。18日の取引終了後、予想を非開示としていた24年3月期業績について、最終利益が29億7500万円(前の期23億7500万円の赤字)になったようだと発表したことが好感されている。株式市場が堅調に推移したことを受けて、株式や投資信託、ラップ商品などの受入手数料や米国株式などのトレーディング損益が大幅に増加した。また、特別利益として投資有価証券売却益を計上したことも寄与した。
さくらインターネット<3778>=物色の矛先向かいストップ高。19日付の日本経済新聞朝刊が「経済産業省は人工知能(AI)を開発する際に使うスーパーコンピューターの国内整備に乗り出す」と報じた。さくらネットなど5社のAIスパコンの整備に合計725億円を補助するという。これを受けさくらネットは19日の取引開始前に、「報道の通り最大補助額約500億円の申請を行っている」とするコメントを発表。申請結果が公表できるタイミングとなった段階で改めて開示する姿勢を示した。経産省の補助による収益押し上げ効果を期待した買いが入った。報道では補助対象に内定した企業として、上場企業ではさくらネットのほか、KDDI<9433>とGMOインターネットグループ<9449>の名を挙げている。支援額はKDDIが102億円、さくらネットが501億円、GMOは19億円としている。