コレック---24年2月期はメディア事業が順調に推移、期末配当では記念配当の実施を発表
コレック<6578>は12日、2024年2月期連結決算を発表した。売上高が前期比4.4%減の39.38億円、営業利益が同55.5%減の1.19億円、経常利益が同56.6%減の1.17億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同56.0%減の0.88億円となった。
セールスプロモーション事業について、太陽光発電機器の販売やテレマーケティングによる新規営業代行の拡大に努めた一方、NHK業務の縮小により売上高は前年同期比17.4%減の19.00億円となった。費用関連においては、太陽光発電機器等の販売に係る売上原価が同121.7%増の4.67億円となった。また、給料及び手当が同30.1%減の5.83億円、募集・採用費が同9.6%増の0.62億円となったことから、販売費及び一般管理費の合計は同20.0%減の14.09億円となった。この結果、セグメント利益は同92.8%減の0.23億円となった。
メディア事業の売上高は同13.9%増の20.05億円となった。費用関連においては、給料及び手当が同0.3%減の8.53億円、広告費が同234.8%増の2.34億円となり、販売費及び一般管理費の合計は同15.1%増の17.29億円となった。この結果、セグメント利益は同6.7%増の2.76億円となった。
アプリ開発・運営事業の売上高が同78.3%減の0.08億円となった。費用関連においては、売上原価は同83.8%減の0.09億円を計上し、営業費用の合計は同95.2%減の0.10億円となった。この結果、セグメント損失は0.01億円(前年同期は1.79億円の損失)となった。
2025年2月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比59.1%増の62.65億円、営業利益が同33.9%増の1.60億円、経常利益が同33.7%増の1.56億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同40.1%増の1.24億円を見込んでいる。
また同日、2024年2月期の期末配当について、1株当たり6.00円とし、また2024年3月18日に会社名をエヌリンクスから「株式会社コレック」に変更したことに伴い、1株当たり1.00円の記念配当を実施することを発表した。これにより、期末配当については6.00円の普通配当に1.00円の記念配当をあわせた1株当たり7.00円となる。 なお、2025年2月期の配当予想については、1株当たり8.00円(中間配当0円、期末配当8.00円)を予定している。
《AS》
提供:フィスコ