<みんかぶ・個人投資家の予想から>=「売り予想数上昇」1位にパソナG
「みんかぶ」が集計する「個人投資家の予想(最新48時間)」の15日午後2時現在で、パソナグループ<2168>が「売り予想数上昇」で1位となっている。
前週末12日の取引終了後に第3四半期累計(23年6月~24年2月)連結決算を発表。売上高2655億5800万円(前年同期比4.2%減)、営業利益46億7400万円(同56.2%減)となり、12~2月期でも82.3%営業減益となった。新型コロナウイルス感染症の対策に係る特需が減少したことから、エキスパートサービス(人材派遣)及びアウトソーシング事業が落ち込んだほか、地方創生ソリューションは前期に一部子会社で決算期変更を行った影響があり、テクニカルな要因で減収幅が拡大した。
24年5月期通期業績予想は売上高3700億円(前期比0.7%減)、営業利益100億円(同30.4%減)と従来見通しを据え置いたが、第3四半期時点の営業利益の進捗率は47%に過ぎず、前年同期の74%に比べて進捗率の低さが目立つことから下振れ懸念が強まっている。
また12日には、ベネフィット・ワン<2412>の株式売却に伴う特別利益計上のため、24年5月期の期末一括配当を従来予想の35円から75円へ引き上げたが、普通配当予想を35円から15円に引き下げている。
業績下振れ懸念に加えて、配当水準に対する失望感が広がり、この日は朝方から売りが殺到しており、株価はウリ気配でスタートした後、気配値を切り下げる展開で、午後2時時点ではストップ安の2200円水準でウリ気配となっており、なおも売りが出ていることから、売り予想数の上昇につながっているようだ。
出所:MINKABU PRESS
前週末12日の取引終了後に第3四半期累計(23年6月~24年2月)連結決算を発表。売上高2655億5800万円(前年同期比4.2%減)、営業利益46億7400万円(同56.2%減)となり、12~2月期でも82.3%営業減益となった。新型コロナウイルス感染症の対策に係る特需が減少したことから、エキスパートサービス(人材派遣)及びアウトソーシング事業が落ち込んだほか、地方創生ソリューションは前期に一部子会社で決算期変更を行った影響があり、テクニカルな要因で減収幅が拡大した。
24年5月期通期業績予想は売上高3700億円(前期比0.7%減)、営業利益100億円(同30.4%減)と従来見通しを据え置いたが、第3四半期時点の営業利益の進捗率は47%に過ぎず、前年同期の74%に比べて進捗率の低さが目立つことから下振れ懸念が強まっている。
また12日には、ベネフィット・ワン<2412>の株式売却に伴う特別利益計上のため、24年5月期の期末一括配当を従来予想の35円から75円へ引き上げたが、普通配当予想を35円から15円に引き下げている。
業績下振れ懸念に加えて、配当水準に対する失望感が広がり、この日は朝方から売りが殺到しており、株価はウリ気配でスタートした後、気配値を切り下げる展開で、午後2時時点ではストップ安の2200円水準でウリ気配となっており、なおも売りが出ていることから、売り予想数の上昇につながっているようだ。
出所:MINKABU PRESS