パソナGがS安ウリ気配、今期特別配当実施も減益決算で慎重姿勢
パソナグループ<2168>がストップ安の水準となる前営業日比500円安の2200円でウリ気配となっている。前週末12日の取引終了後、24年5月期第3四半期累計(23年6月~24年2月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比4.2%減の2655億5800万円、経常利益は同59.6%減の46億2200万円だった。直近3カ月間となる12~2月期では、経常利益は前年同期比で84%の減少となった。同社は2月にベネフィット・ワン<2412>の株式売却に伴う利益を計上する見通しとなったと発表。今期の最終利益は1000億円(前期比16倍)を見込む。これを踏まえ、4月12日の取引終了後には今期の配当予想の修正も公表し、特別配当60円を実施する方針を示した。しかしながら直近の業況を受けて、普通配当の見通しを年間35円から15円に引き下げており、減益決算と配当水準に対する失望感が広がり、売りが膨らんだようだ。地方創生ソリューション部門では前期に一部子会社で決算期変更を行っており、第3四半期はテクニカルな要因から減収幅が拡大したという。
出所:MINKABU PRESS
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