８日の米株式市場の概況、ＮＹダウ１１ドル安　米金利上昇が重荷

　８日の米株式市場でＮＹダウは前週末比１１．２４ドル安の３万８８９２．８０ドルと小反落した。１０日に３月の米消費者物価指数（ＣＰＩ）の公表を控えている。様子見ムードが広がりやすい中で、米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）による利下げ観測の後退により米長期金利が一時４．４％台後半まで上昇し、全体相場の重荷となった。

　キャタピラー<CAT>やボーイング<BA>、メルク<MRK>が売られ、ウォルト・ディズニー<DIS>やベライゾン・コミュニケーションズ<VZ>が冴えない展開となった。半面、ナイキ<NKE>やホームデポ<HD>、スリーエム<MMM>がしっかり。ブラックストーン<BX>が上昇した。

　ナスダック総合株価指数は５．４３５ポイント高の１万６２５３．９５５と小幅に続伸した。テスラ<TSLA>が水準を切り上げ、アルファベット<GOOG>が堅調推移。オキュジェン<OCGN>やマレン・オートモーティブ<MULN>が高く、ＡＸＴ<AXTI>が大幅高となった。一方、アップル<AAPL>やエヌビディア<NVDA>が下落。ペリオン・ネットワーク<PERI>とスーパーナス・ファーマシューティカルズ<SUPN>が急落した。

出所：MINKABU PRESS