メディネット---台湾規制当局が新たな医療機関でのγδΤ細胞療法の提供を承認
メディネット<2370>は1日、台湾規制当局が新たな医療機関でのγδΤ細胞療法の提供を承認したことを発表。
同社は、台北証券取引所上場企業であるMedigen Biotechnology Corporation(MBC)と、同社のがんを対象疾患とするγδΤ(ガンマ・デルタT)細胞培養加工技術のライセンス契約を締結し、本技術の技術移転が完了していた。これまで台湾規制当局から6医療機関に対する承認を取得しており、そのうち1医療機関においては本技術を用いたがん免疫細胞治療の提供が開始されている。
MBCは、γδΤ細胞培養加工技術を用いたがん免疫細胞治療の台湾での普及を目指し、各種手続き等を行なっていた。台湾においては、本技術を用いた免疫細胞治療をはじめとする再生医療の実施について、医療機関が規制当局に申請し、承認を得る必要があり、今回、台湾の規制当局である衛生福利部から、MBCの提携医療機関である奇美病院(台南市)が承認を受けた。今後、MBCは台湾での本技術を用いた免疫細胞治療の普及を目指しており、同社はライセンス契約に基づき、MBCのγδΤ細胞の培養加工件数に応じて、ロイヤリティを収受することとなる。
《SI》
提供:フィスコ