<動意株・29日>(大引け)=ピクセラ、ウイルプラス、ワッツなど
ピクセラ<6731>=物色の矛先向かい急動意。同社はきょう、AOKIホールディングス<8214>傘下の「快活CLUB」各店が、4月から自社のWindows対応テレビチューナー Xit Square(サイト スクエア)「XIT-SQR100」を順次導入すると発表。これが株価を刺激しているようだ。「XIT-SQR100」は、23年4月に販売を開始した地上デジタル放送だけでなく、BS/110度CSデジタル放送に対応し、テレビの視聴や録画もできるWindows対応テレビチューナー。快活CLUBでは最新のパソコンへ入れ替えるにあたり、Windows11対応のテレビチューナーとして導入に至ったという。
ウイルプラスホールディングス<3538>=上値指向強め3連騰。28日の取引終了後、中古車の輸出事業を手掛けるENG(東京都千代田区)の株式を取得し、子会社化すると発表。収益面でのプラス効果を見込んだ買いが入ったようだ。ENGの発行済み株式の51%を16億3200万円で取得し、連結子会社化する。輸入車ディーラーのウイルプラスは下取り車を海外向けに販売するルートを獲得し下取り価格の競争力を高める。ENGにとっては輸出可能な車種が広がり、海外顧客の獲得機会の拡大が期待される。両社の経営資源を共有して事業拡大につなげる構えだ。
ワッツ<2735>=ストップ高。28日の取引終了後、24年8月期の連結業績予想について、売上高を591億円から602億円(前期比1.5%増)へ、営業利益を5億円から10億5000万円(同69.1%増)へ、純利益を2億7000万円から6億2000万円(同2.5倍)へ上方修正したことが好感されている。上期において、不採算店舗の整理が計画通り進行するなか、主に100円ショップ事業の売上高が堅調に推移したことが要因。また、雑貨売上高構成比率及び100円以外の商品の売上高比率上昇を図る施策を実施したことなども貢献する。
ビーロット<3452>=大幅高で新値圏突入。2月15日につけた昨年来高値1098円を大きく上抜いた。中古のオフィスビルやマンションなどの付加価値を高めて売却する不動産再生ビジネスを展開、富裕層を対象としたコンサルティングビジネスも手掛ける。ここ国内でもインフレ経済が意識され始め、不動産関連株への投資資金流入が目立っており、そのなかで中小型のPERに割安感のある銘柄に物色の矛先が向いている。時価総額200億円台の同社はPER6倍前後で配当利回りも前期実績ベースで4.5%前後と高く、今期増配が見込めることで、この流れに乗る形となった。
湖北工業<6524>=続急伸。28日の取引終了後、超高速光スイッチなどの開発を手掛けるエピフォトニクス(神奈川県大和市)の全株式を4月1日付で取得し子会社化すると発表しており、好材料視されている。エピフォトニクスは、次世代光情報通信技術として注目されている「PLZT薄膜形成技術」を手掛けており、また米国シリコンバレーに開発拠点を持っている。同社を傘下に収めることで、湖北工業グループが保有する光部品・デバイスの材料技術(結晶育成技術)や精密組み立て技術とのシナジーによる両社での開発を加速させ、次世代情報通信インフラに向けた製品ラインアップの強化と販売ネットワークの拡充を進めることで、大容量化が進む光情報通信関連市場でのシェア拡大を目指すとしている。取得価額は非開示。なお、24年12月期業績に重要な影響を及ぼすことが明らかになった場合には速やかに開示するとしている。
いちご<2337>=物色人気。国内の中規模不動産を対象とした再生ビジネスを展開するほか、太陽光発電事業も手掛ける。ホテル関連が好調で単価上昇効果などによって収入が想定を上回り、全体業績の押し上げに貢献している。28日取引終了後、24年2月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の95億円から129億円(前の期比3%増)に大幅増額し、大幅減益予想から一転増益見込みとなった。これを材料視する買いを呼び込んでいる。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
ウイルプラスホールディングス<3538>=上値指向強め3連騰。28日の取引終了後、中古車の輸出事業を手掛けるENG(東京都千代田区)の株式を取得し、子会社化すると発表。収益面でのプラス効果を見込んだ買いが入ったようだ。ENGの発行済み株式の51%を16億3200万円で取得し、連結子会社化する。輸入車ディーラーのウイルプラスは下取り車を海外向けに販売するルートを獲得し下取り価格の競争力を高める。ENGにとっては輸出可能な車種が広がり、海外顧客の獲得機会の拡大が期待される。両社の経営資源を共有して事業拡大につなげる構えだ。
ワッツ<2735>=ストップ高。28日の取引終了後、24年8月期の連結業績予想について、売上高を591億円から602億円(前期比1.5%増)へ、営業利益を5億円から10億5000万円(同69.1%増)へ、純利益を2億7000万円から6億2000万円(同2.5倍)へ上方修正したことが好感されている。上期において、不採算店舗の整理が計画通り進行するなか、主に100円ショップ事業の売上高が堅調に推移したことが要因。また、雑貨売上高構成比率及び100円以外の商品の売上高比率上昇を図る施策を実施したことなども貢献する。
ビーロット<3452>=大幅高で新値圏突入。2月15日につけた昨年来高値1098円を大きく上抜いた。中古のオフィスビルやマンションなどの付加価値を高めて売却する不動産再生ビジネスを展開、富裕層を対象としたコンサルティングビジネスも手掛ける。ここ国内でもインフレ経済が意識され始め、不動産関連株への投資資金流入が目立っており、そのなかで中小型のPERに割安感のある銘柄に物色の矛先が向いている。時価総額200億円台の同社はPER6倍前後で配当利回りも前期実績ベースで4.5%前後と高く、今期増配が見込めることで、この流れに乗る形となった。
湖北工業<6524>=続急伸。28日の取引終了後、超高速光スイッチなどの開発を手掛けるエピフォトニクス(神奈川県大和市)の全株式を4月1日付で取得し子会社化すると発表しており、好材料視されている。エピフォトニクスは、次世代光情報通信技術として注目されている「PLZT薄膜形成技術」を手掛けており、また米国シリコンバレーに開発拠点を持っている。同社を傘下に収めることで、湖北工業グループが保有する光部品・デバイスの材料技術(結晶育成技術)や精密組み立て技術とのシナジーによる両社での開発を加速させ、次世代情報通信インフラに向けた製品ラインアップの強化と販売ネットワークの拡充を進めることで、大容量化が進む光情報通信関連市場でのシェア拡大を目指すとしている。取得価額は非開示。なお、24年12月期業績に重要な影響を及ぼすことが明らかになった場合には速やかに開示するとしている。
いちご<2337>=物色人気。国内の中規模不動産を対象とした再生ビジネスを展開するほか、太陽光発電事業も手掛ける。ホテル関連が好調で単価上昇効果などによって収入が想定を上回り、全体業績の押し上げに貢献している。28日取引終了後、24年2月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の95億円から129億円(前の期比3%増)に大幅増額し、大幅減益予想から一転増益見込みとなった。これを材料視する買いを呼び込んでいる。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS