スカラ Research Memo(12):株主還元に積極的で2024年6月期は15期連続の増配を予定
■株主還元策
スカラ<4845>は株主還元策として、安定的、継続的な配当を実施することを基本方針とし、増配の継続を目指している。2024年6月期は事業構造改革の実施により損失計上が見込まれるものの、過去の投資で得た利益を配当資金に充当する方針としていたため、1株当たり利益は期初計画どおり前期比0.5円増配となる37.5円を維持する方針だ。2025年6月期以降は期間利益の範囲内で配当を実施していく意向のようで、現在の配当水準を維持するには営業利益で10億円前後の水準が目標になると見られる。中期的には増配を継続しつつ、配当性向で50%以下の水準になるよう利益成長を目指す方針だ。また、資本効率の向上や経営環境に応じた柔軟な資本政策を遂行するため、自己株式の取得も適宜検討していく。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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提供:フィスコ