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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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2173 博展

東証G
553円
前日比
+2
+0.36%
PTS
551.8円
12:50 11/25
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
10.5 2.93 3.07 12.92
時価総額 89.5億円
比較される銘柄
Fインタ, 
DMS, 
日宣

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利益成長“青天井”銘柄リスト【総集編】第4弾 45社選出 <成長株特集>

 本特集では、1月下旬から2月中旬までの決算集中期間に配信した「利益成長“青天井"銘柄リスト」を、“全期間”を対象に再構成した総集編をお届けします。

 最終回となる第4弾は、第1弾を配信した3月14日時点で時価総額が80億円以上250億円未満の銘柄を対象に、23年10-12月期に四半期ベースの過去最高益を更新し、かつ今期も最高益を見込む、いわゆる利益が“青天井”状況になっている銘柄をリストアップした。

 下表では、本決算月にかかわらず、23年10-12月期に経常利益が全四半期ベースの過去最高益を3%以上、上振れて更新した銘柄をピックアップ。さらに、会社側が今期(通期計画)も過去最高益見通しを示している45社を選び出し、10-12月期の過去最高益に対する上振れ率が大きい順に記した。

 上振れ率トップとなったのは、豆腐など大豆製品を手掛けるやまみ <2820> [東証S]。23年10-12月期(第2四半期)は価格改定が浸透してきたことに加え、国内産大豆を使用した製品が価格改定後も販売数量が伸び、経常利益は8.6億円と過去最高だった直前の7-9月期実績を2.1倍も上回って着地。業績好調に伴い、24年6月期通期の同利益見通しと配当予想を大幅に上方修正するとともに、中期経営計画を見直し、最終年度である26年6月期の経常利益目標を27.6億円(従来は18.5億円)に引き上げた。これを受けて株価は2月15日に上場来高値4450円まで上昇する場面があった。

 2位に入ったイベント展示や販促の支援を主力とする博展 <2173> [東証G]は、「Japan Mobility Show」(旧東京モーターショー)などの大型展示会案件を多数受注・納品し、10-12月期(第4四半期)は売上高、経常利益ともに過去最高を大幅に更新した。顧客単価の上昇や外注費の抑制などコスト管理を進めたことも収益拡大につながった。続く24年12月期の経常利益は11.9億円(前期は9ヵ月の変則決算のため比較なし)と過去最高益を更新する見通しだ。株価は上場来高値圏を走る展開となっている。

 3位はSNSを活用したマーケティング支援を展開するサイバー・バズ <7069> [東証G]が入った。10-12月期(第1四半期)はインフルエンサーサービスでTikTokを中心としたショートムービーの広告需要が伸びたほか、インターネット広告販売も大幅に増加し、経常利益は2.8億円(前年同期比3.4倍)と16四半期ぶりに過去最高益を達成した。第1四半期実績だけで、通期計画の4.7億円に対する進捗率は60.6%に達しており、業績上振れが期待される。

 続く5位のアルメディオ <7859> [東証S]は中国で太陽光発電パネル製造用の拡散炉用ヒーターモジュールの販売増加ペースが加速し、10-12月期(第3四半期)は2四半期連続で過去最高益を更新した。業績好調に伴い、24年3月期通期の同利益予想を従来の26億円→32.3億円に上方修正し、従来の19期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。好決算を受けて株価は2月9日に約19年8ヵ月ぶりの高値1473円まで上値を伸ばした。

 8位にリスト入りした日本ギア工業 <6356> [東証S]の10-12月期(第3四半期)経常利益は8.4億円(前年同期比85.1%増)と実に48四半期ぶりに過去最高益を塗り替えた。主力の歯車及び歯車装置事業で原子力発電所や火力発電所向けバルブ・アクチュエータなどの販売が増加したほか、歯車製品の据付やメンテナンスを行う工事事業も大きく伸びた。好調な業績を踏まえ、19日に24年3月期通期の業績見通しと配当予想を大幅に上方修正している。

 12位に入ったのはクラウドサービスを活用したデジタルトランスフォーメーション(DX)支援ビジネスを展開するフレクト <4414> [東証G]。10-12月期(第3四半期)は旺盛なDX支援の引き合いを背景に、主力のクラウドインテグレーションサービスで新規顧客の獲得と既存顧客の取引拡大が進み、経常利益は2.9億円(前年同期比3.1倍)と2四半期連続の最高益更新を遂げた。24年3月期通期の同利益予想を上方修正したことも好感され、株価は新規上場した21年12月以来の高値圏に急浮上している。

 13位にリストアップされた土木用・建築用コンクリート二次製品メーカーのヤマックス <5285> [東証S]も10-12月期(第3四半期)に2四半期連続の過去最高益を達成した。公共事業が集中する下期に土木用セメントの受注が好調に推移したほか、工場生産量の平準化による原価低減やコスト上昇分の販売価格への転嫁を進めたことも奏功した。併せて、今期2度目となる24年3月期通期の業績見通しと配当予想を上方修正し、株価は青空圏を舞う展開となっている。

●利益成長“青天井”銘柄リスト【総集編】シリーズ ─────
〔第1弾〕 43社選出 (時価総額2500億円以上)
〔第2弾〕 45社選出 (時価総額700億~2500億円)
〔第3弾〕 40社選出 (時価総額250億~700億円)
も併せてご覧ください。

           ┌─ 四半期 経常利益 ─┐ ┌── 通期 経常利益 ──┐ 予想
コード 銘柄名     上振れ率 10-12月 過去最高 上振れ率 今期予想 過去最高  PER
<2820> やまみ       108   861   413   88.7   2002   1061 18.3
<2173> 博展       99.8   951   476   65.0   1190   721 12.1
<7069> サイバーバズ   85.1   285   154   14.1   470   412 41.7
<2708> 久世       69.4   930   549   92.2   1730   900  6.4
<7859> アルメディオ   67.1  1447   866    196   3231   1090 12.5
<7133> ヒュウガプラ   65.8   267   161   31.1   730   557 25.6
<7686> カクヤスG    65.5  1304   788   60.6   2900   1806 10.9
<6356> 日ギア      63.2   842   516   73.1   2100   1213  6.4
<7781> 平山       50.0   468   312   25.5   1190   948 11.9
<4074> ラキール     45.7   357   245   28.3   1034   806 19.9

<2813> 和弘食品     45.4   522   359   43.9   1489   1035  9.4
<4414> フレクト     44.4   296   205    159   661   255 50.4
<5285> ヤマックス    42.2   701   493   30.8   1800   1376 14.2
<5033> ヌーラボ     41.4   198   140   97.6   324   164 31.8
<6230> SANEI    36.2   719   528   13.0   1800   1593  8.4
<9049> 京福電      28.1   744   581   21.0   1700   1405  6.6
<7991> マミヤOP    26.0  1652   1311   21.1   4500   3715  5.2
<7374> コンフインタ   25.7   333   265   14.9   1065   927 15.3
<7367> セルム      25.3   460   367   10.9   1019   919 12.5
<4168> ヤプリ      25.0   90    72   93.3   491   254 27.7

<7254> ユニバンス    23.1  1389   1128    6.5   3500   3285  7.8
<3979> うるる      23.1   336   273    199   1280   428 14.1
<2674> ハードオフ    22.4   990   809    7.6   2700   2510 14.5
<3096> オーシャンシ   22.0   759   622   28.5   2040   1587  8.1
<8704> トレイダーズ   20.5  1907   1582    7.2   4000   3730  6.7
<4275> カーリットH   19.7  1075   898   16.8   3400   2910  9.7
<9325> ファイズHD   19.5   503   421   16.0   1400   1207 13.7
<7115> Aパーチェス   17.5   390   332    1.4   1200   1183 12.7
<9723> 京都ホ      14.2   492   431    4.7   600   573 16.8
<9059> カンダ      13.6  1039   915    1.7   3150   3097  8.8

<7096> ステムセル研   12.7   142   126   18.1   451   382 64.2
<5903> SHINPO   11.0   363   327   10.0   1070   973 11.3
<2652> まんだらけ    10.8   565   510    7.2   1986   1852 13.7
<4396> システムサポ   10.5   495   448   19.8   1755   1465 18.9
<3837> アドソル日進    9.4   441   403   12.3   1476   1314 16.5
<6226> 守谷輸送機     9.0   628   576   30.9   2400   1833 12.6
<3392> デリカフHD    7.5   428   398   56.0   1200   769 12.8
<6231> 木村工機      6.7   877   822   41.6   2640   1865  8.4
<5204> 石塚硝       5.4  1771   1681   68.4   4700   2791  3.1
<7386> Jワランティ    5.3   219   208   39.7   933   668 18.6

<9996> サトー商会     5.1   661   629    1.1   1700   1682 13.6
<2180> サニーサイド    4.7   718   686   15.4   1540   1335 11.6
<4685> 菱友システム    4.6  1148   1097   29.1   3500   2711  9.7
<2374> セントケア     3.5   959   927    9.2   3077   2817 11.1
<3435> サンコテクノ    3.0   611   593    0.1   1950   1948  6.8

※ 2023年1月以降に上場した企業と今期見通しを開示していない企業は除いた。四半期の過去最高益は原則、四半期決算の開示が本格化した03年4-6月期以降の業績に基づいたものです。
※過去最高益は同一会計基準内が対象。通期の経常利益予想が1億円未満の企業は除いた。

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