アンジェス---EmendoBioの事業再編成の詳細
アンジェス<4563>は15日、子会社のEmendoBioの事業再編成の詳細を発表。
EmendoBioは、イスラエルの子会社のEmendo R&Dにて、独自のOMNIヌクレアーゼの開発を行っており、米国にてELANE関連重症先天性好中球減少症の臨床試験の準備を進めている。今回、これまで蓄積された大量のデータをベースに、人工知能、機械学習を活用し、知識集約的な研究開発体制に移行することになり、地政学的リスクも考慮した結果、研究開発体制の再編成を行うにあたり、その体制を発表した。
同社取締役の佐藤尚哉氏がEmendoBioのCEOに就任し、既に同社より米国に要員を派遣し、米国での研究開発体制の構築を開始している。更に、米国にて米国コンサルタントなどとの提携を通して、事業開発活動を加速化している。一方、イスラエルにおけるEmendo R&Dの体制は、OMNIヌクレアーゼ開発の中核をなす30名程度となり、2024年12月期第3四半期(2024年7月-9月)までに、105名の従業員の内75名の退職を予定している。
今後は、Emendo R&Dでの開発を継続しつつ、米国での臨床開発及び導出活動を加速化できる体制に移行していく。最初の事例として、OMNIヌクレアーゼに関するライセンス契約をスウェーデンのAnoccaと締結した。
同社は、2023年度発生分の事業構造改革費9.04億円及び2024年12月期に発生を見込んでいる1.46億円に加え、退職金として1.40億円の費用の発生を見込んでいる。
《SI》
提供:フィスコ