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6180 GMOメディア

東証G
4,110円
前日比
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PTS
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10:49 11/22
業績
単位
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PER PBR 利回り 信用倍率
14.3 2.73 4.23
時価総額 76.8億円
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GMOメディア Research Memo(4):2023年12月期業績は2ケタ増収増益となり、7期ぶりに過去最高益更新


■業績動向

1. 2023年12月期の業績概要
GMOメディア<6180>の2023年12月期の連結業績は、売上高で前期比12.1%増の6,266百万円、営業利益で同72.0%増の533百万円、経常利益で同75.7%増の540百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同97.4%増の361百万円と大幅増収増益となり、利益ベースでは2016年12月期以来、7期ぶりに過去最高を更新した。売上高も会計基準変更の影響を除けば2021年12月期の水準(8,575百万円)を2期連続で更新したことになる※。子会社のGMOビューティーで展開するクーポン事業が不調だったものの、ゲームプラットフォーム事業が課金・広告収入とも前期比2ケタ増と好調に推移したほか、リスキリング市場の拡大を追い風に社会人向けプログラミングスクール等のポータルサイト「コエテコcampus」による成果報酬型広告収入が急成長し業績をけん引した。会社計画に対しても同様の理由により、売上高、各利益ともに上回って着地した。

※2022年12月期より収益認識会計基準等を適用した。会計基準変更による売上高のマイナス影響額は2022年12月期で4,435百万円、2023年12月期で4,228百万円となり、旧会計基準で換算した場合の売上高推移を見ると2022年12月期は前期比16.9%増の10,022百万円、2023年12月期は同4.7%増の10,494百万円となる。


売上原価と販管費を合わせた営業費用は前期比8.6%増の5,732百万円となった。前期に投資育成事業に積極投下した販促費及び広告宣伝費が約2.5億円減少した一方で、人員増※や賃金改定により人件費が約1.8億円、売上変動費が約2.9億円、開発費を含めたその他費用が約2.3億円それぞれ増加した。四半期ベースでは、第4四半期の営業費用が前年同期比15.7%増の1,649百万円と増加率が大きくなったが、これは賞与支給等による人件費増に加えて、2023年12月にリリースしたブロックチェーンゲーム基盤「GESO Verse(ゲソバース)」の開発費約0.4億円を計上したのが主因だ。営業利益率は増収効果や売上ミックスの改善により、前期比2.9ポイント上昇の8.5%となった。

※連結従業員数は積極採用を実施し、前期末比で34名増の207名となった。


会社別業績を見ると、同社単体の売上高が前期比12.8%増の5,427百万円、営業利益が同82.4%増の527百万円、GMOビューティーの売上高が同6.9%増の870百万円、営業利益が同71.4%減の6百万円となった。GMOビューティーの減益要因はクーポン事業の売上減少による。同子会社の利益水準は、美容クリニック向け経営支援プラットフォーム「キレイパスコネクト」の先行投資が続いているため低水準が続いているが、2024年12月期以降は投資回収期に入り、利益水準も向上する見通しである。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《HH》

 提供:フィスコ

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