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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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9743 丹青社

東証P
813円
前日比
-3
-0.37%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
13.7 1.21 3.69 17.87
時価総額 394億円
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<動意株・11日>(大引け)=スギHD、純金信託、丹青社など

 スギホールディングス<7649>=5日続伸で昨年来高値にらむ。前週末8日の取引終了後に発表した2月度の月次速報で、既存店売上高が前年同月比11.4%増となり、22カ月連続で前年実績を上回ったことが好材料視されている。客数(同4.5%増)、客単価(同6.6%増)ともに増加した。

 純金上場信託(現物国内保管型)<1540>=新値街道をまい進。前週末8日のニューヨーク市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測が広がるなか、金先物相場が連日で過去最高値を更新した。週明け11日の東京市場でも金先物相場には上昇圧力が掛かっている。これらを背景に、金価格連動型のETF(上場投資信託)への買いが入ったようだ。SPDRゴールド・シェア<1326>やNEXT FUNDS 金価格連動型上場投信<1328>も堅調に推移している。

 丹青社<9743>=急伸。前週末8日の取引終了後、集計中の24年1月期連結業績について、売上高が従来予想の760億円から812億円(前の期比26.4%増)へ、営業利益が30億円から38億円(同6.2倍)へ、純利益が20億9000万円から27億7000万円(同6.0倍)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感されている。需要の回復に伴い売上高が堅調に推移したことに加えて、主に商業その他施設事業で利益率の高い案件を計上したことが寄与した。

 エイチーム<3662>=上げ足強め4連騰。前週末8日の取引終了後、24年7月期第2四半期累計(23年8月~24年1月)の連結決算とともに、配当予想の修正を発表した。1月中間期の売上高は前年同期比17.7%減の119億1500万円となったほか、経常損益は1億3300万円の赤字(前年同期は2億1900万円の黒字)だった。ただ直近3カ月となる11~1月期では経常黒字を確保したほか、今期の年間配当予想について、従来の見通しの16円に特別配当4円を加えて20円(前期比4円増配)に見直しており、業況の底入れ期待と株主還元姿勢評価の買いが入ったようだ。連結子会社が手掛けてきた女性向けアプリに関する事業をメドレー<4480>に譲渡し、これにより得た資金の一部を原資として特別配当を実施する。11~1月期はEC事業の「cyma」の譲渡で売上高は減収となったが、同事業の損失は大幅に縮小した。

 シキノハイテック<6614>=大幅続伸。自動車業界用半導体テスターの開発を主力に、パワーデバイスで優位性を持つ。また、AI用半導体の一種で製造・出荷後に回路構成を自由に設定できるFPGAが注目されている。IPコアでも開発力の高さを示す同社は、このFPGA向け「MIPI IPコア」を手掛ける。24年3月期業績は営業減益見通しながら増収効果で上振れの可能性を内包、更に25年3月期は一気に過去最高を更新する可能性も指摘されている。株価は昨年来の中期視点で出遅れが際立った水準にあり、きょうは半導体関連の主力株が急落するなか、リターンリバーサル狙いの買いが集まった。

 わかもと製薬<4512>=200円近辺の底値圏もみ合いを上放れる。眼科領域を主力とする医薬品メーカーで、胃腸薬「強力わかもと」でもマーケットの認知度が高い。業績は足もと苦戦しており、24年3月期は1億2000万円の営業赤字が見込まれている。ただ、株価は業績悪を織り込み済みで低位での推移が続いている。そうしたなか、前週末8日取引終了後に24年3月期最終損益予想(単独)の修正を発表、投資有価証券売却益の計上に伴い、従来見通しの2000万円の赤字から1億4000万円の黒字に修正した。これが足もとの株価を強く刺激する格好となっている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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