新興市場銘柄ダイジェスト:ジェネパ、SBIリーシングがストップ高
<2928> RIZAP-G 410 -75
一時ストップ安。中長期の持続的な成長や企業価値の向上を目指すため、東証プライム市場への新規上場申請に向けた準備に着手し、立会外分売を実施して財務基盤強化と自社株の流動性向上を図ると発表している。分売予定株式数は2775万5200株で、分売予定期間は15-19日。また、プライム上場申請に向けた関連当事者取引の解消のため、瀬戸健社長の資産管理会社からの資本性劣後ローンの返済を今後検討するとしている。
<5134> POPER 704 +100
ストップ高。総合教育サービスのティエラコム(神戸市)と業務提携契約を締結すると発表している。ティエラコムの学習塾経営支援システム「BIT CAMPUS」に関する事業を会社分割で承継する。対価として0.80億円を交付する予定。効力発生予定日は5月1日。自社の教育事業者向けプラットフォーム「Comiru」の導入教育機関にティエラコムの学習塾経営のノウハウを提供するとともに、事業承継で顧客基盤の拡大やシェア向上を図る。
<3195> ジェネパ 322 +80
ストップ高。中国の連結子会社である青島新綻紡貿易有限公司がラオスで全額出資の子会社を設立すると発表している。青島新綻紡貿易有限公司は、機能性繊維の研究開発を強みとしており、増加するクライアントニーズに対応するため、ラオスで寝具の製造子会社を設立する。また、丸八ホールディングス<3504>とラオス子会社立ち上げ時の製造委託で協議していることを明らかにしている。
<5834> SBIリーシング 3705 +700
ストップ高を付け、昨年来高値を更新している。24年3月期の営業利益予想を従来の46.00億円から52.00億円(前期実績40.25億円)に上方修正している。投資家からの堅調な需要で実物資産投資のJOL商品の販売が順調に推移しているため。期末配当予想も従来の30.00円から100.00円(前期末実績10.00円)に増額修正した。配当予想の大幅な上振れが好感され、買いが殺到しているようだ。
<4890> 坪田ラボ 387 +80
ストップ高。自社が保有し、また今後保有する点眼薬に関する知的財産権及び研究開発成果に関し、ロート製薬<4527>と知的財産権実施許諾契約を締結すると発表している。ロート製薬から契約一時金として4.50億円のほか、上市後の販売に応じてランニングロイヤリティを受領する。契約締結に伴い、24年3月期の営業損益予想を従来の11.30億円の赤字から6.80億円の赤字(前期実績1.67億円の黒字)に上方修正した。
<4267> ライトワークス 1142 +150
ストップ高。24年1月期の営業利益予想を従来の2.34億円から2.43億円(前期実績2.03億円)に上方修正している。LMS(学習管理システム)市場での旺盛な需要を背景に従来予想を上回る見込みとなったため。併せて期末配当予想を従来の32.00円から36.00円(前期末実績9.00円)に増額修正している。年間配当は44.00円(従来予想40.00円)になる見通し。1月15日に続く増額修正とあって、投資家から好感されているようだ。
《ST》
提供:フィスコ