ファンペップ---アレルギーワクチンに関する塩野義製薬との資本業務提携及び第三者割当による新株式発行
ファンペップ<4881>は4日、同社が開発中の抗IgE抗体誘導ペプチド「FPP004X」に関して塩野義製薬<4507>と資本業務提携を行うこと、並びに塩野義製薬に対して第三者割当による新株式の発行を行うこと(第三者割当増資)を発表した。
本資本業務提携において塩野義製薬が同社株式を追加取得することにより、同社は医薬品開発に強みを持つ塩野義製薬との関係強化を図り、また調達資金をFPP004X開発費へ充当し、アレルギーワクチン(抗体誘導ペプチド)の実用化へ向けた研究開発を推進していく。
業務提携としては、同社は、2024年3月4日付で、塩野義製薬との間で抗体誘導ペプチドFPP004Xに関するオプション契約を締結した。本オプション契約締結に伴い、塩野義製薬から契約締結に伴う一時金、オプション権が行使された場合のライセンス契約の契約一時金、開発進捗に応じた開発マイルストーン及び販売額に応じた販売マイルストーンの合計として最大178億円を受取る。さらに販売額に応じたロイヤリティを受取る。また塩野義製薬から約2億円の出資を受け入れる予定。
資本提携としては、同社は、本第三者割当増資により、塩野義製薬に対して、同社普通株式1,587,300株(同社の2023年12月31日現在の発行済株式数の6.55%)を割り当てる。塩野義製薬は、本第三者割当増資により同社の筆頭株主へ異動する予定。払込期日は2024年3月21日、発行価額は発行価額1株につき126円、調達資金の額は197,499,800円(差引手取概算額)、資本組入額の総額は99,999,900円。
《SI》
提供:フィスコ