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23年10-12月期【利益倍増】企業はこれだ！〔第3弾〕 35社選出 ＜成長株特集＞
本特集では、23年10-12月期(第3四半期)に経常利益ベースで利益倍増を達成した3月期決算企業を紹介する「23年10-12月期【利益倍増】企業はこれだ！」の〔第1弾〕(2月18日配信、時価総額1500億円以上)、〔第2弾〕(2月25日配信、時価総額が700億円以上)に続くシリーズ第3弾をお届けします。
今回は、第1弾を配信した18日時点の時価総額が370億円以上700億円未満の銘柄(銀行を除く)を対象に、直近3ヵ月実績である23年10-12月期(第3四半期)に経常利益が前年同期と比べて2倍超の大幅増益を達成した35社をリストアップし、増益率の大きい順に並べた。なお、下表では四半期ベースの「増益連続期数」、4-12月期経常利益の通期計画に対する進捗割合を表す「対通期進捗率」も併せて記した。
増益率トップとなったのは、トヨタ系特殊鋼メーカーの愛知製鋼 <5482> [東証Ｐ]。23年10-12月期(第3四半期)の税引き前利益は前年同期の1.4億円から43.3億円に急拡大して着地。特殊鋼の販売価格が上昇したことに加え、購入品の価格下落や原価低減の進展なども利益拡大につながった。4-12月期(第3四半期累計)の同利益は95.5億円と通期計画の92億円をすでに上回っており、業績上振れが期待される。
選出リストには、本シリーズの第1弾、第2弾に続いて自動車関連企業が目立つ。自動車部品メーカーのダイキョーニシカワ <4246> [東証Ｐ]、ミツバ <7280> [東証Ｐ]、三櫻工業 <6584> [東証Ｐ]に加え、ホンダ <7267> 向け樹脂部品を手掛ける森六ホールディングス <4249> [東証Ｐ]がリスト入りしている。
3位に入った東京計器 <7721> [東証Ｐ]の10-12月期は経常利益が前年同期比14.8倍の6億円に膨らんだ。船舶港湾機器事業で東アジアでの新造船向けや欧米での在来船向け機器が増加したほか、原価率の改善や為替の円安進行もプラスに働いた。業績好調に伴い、通期の同利益予想を上方修正したことも好感され、株価は22日に2451円と約27年2ヵ月ぶりの高値まで上値を伸ばしている。
4位は日用雑貨メーカーのレック <7874> [東証Ｐ]がリスト入りした。主力の清掃・衛生用消耗品を中心に新製品の販売が伸びたほか、製品のリニューアルや業務工程の見直しなどコスト削減策を進めたことも寄与し、10-12月期の経常利益は10.5億円(前年同期比14.7倍)と12四半期ぶりの増益に転換を果たした。併せて、通期の同利益を従来予想の12億円→16億円に上方修正している。
続く5位のファミリーレストランなどを展開するＳＲＳホールディングス <8163> [東証Ｐ]は新型コロナウイルス感染症に伴う行動制限の撤廃が追い風となったほか、付加価値の高い商品の投入や効果的な販促施策なども奏功し、主力の「和食さと」を中心に客数が増加した。好調な業績を踏まえ、通期業績見通しと配当予想を上方修正している。外食関連では元気寿司 <9828> [東証Ｓ]が7位、サガミホールディングス <9900> [東証Ｐ]が33位にそれぞれ入った。
このほか、配当利回りが3.5％を超えている、矢作建設工業 <1870> [東証Ｐ]、都築電気 <8157> [東証Ｐ]、宮地エンジニアリンググループ <3431> [東証Ｐ]、ＴＯＡ <6809> [東証Ｐ]、ＳＲＡホールディングス <3817> [東証Ｐ]は足もとの業績が好調な高配当株として注目したい。
┌ 経常利益 ┐ 増益 対通期 予想
コード 銘柄名 増益率 10-12月期 連続期数 進捗率 PER
<5482> 愛知鋼 2934 4339 1 104 13.5 *
<4246> ＤＮＣ 2086 2514 1 72.8 10.3
<7721> 東京計器 1376 605 2 15.2 23.3
<7874> レック 1365 1055 1 131 48.0
<8163> ＳＲＳＨＤ 526 632 1 84.2 35.4
<1870> 矢作建 354 7591 2 96.4 10.6
<9828> 元気寿司 338 1380 3 93.0 26.4
<1379> ホクト 327 2931 1 107 81.6
<7280> ミツバ 281 7175 2 82.7 5.9
<7942> ＪＳＰ 259 3238 4 85.7 9.6
<6741> 信号 235 1046 2 31.6 13.5
<8157> 都築電 234 1631 2 66.5 9.4
<6023> ダイハツデ 231 1093 4 59.6 13.9
<2980> ＳＲＥＨＤ 219 859 1 69.7 41.0
<3431> 宮地エンジ 207 3700 1 97.0 14.9
<6809> ＴＯＡ 203 1247 2 65.9 18.7
<6584> 三桜工 197 2197 1 73.2 9.5
<3708> 特種東海 184 1764 2 78.6 11.5
<3694> オプティム 183 529 4 66.5 57.4
<9268> オプティマス 160 1193 4 61.0 15.8
<2208> ブルボン 153 1570 1 69.3 25.7
<3817> ＳＲＡＨＤ 146 1272 1 80.5 12.4
<2288> 丸大食 145 1788 1 136 34.5
<4116> 大日精 136 1791 2 87.4 11.3
<4249> 森六 124 2314 1 85.1 15.5
<6617> 東光高岳 116 3094 2 84.6 10.9
<1952> 新日空調 115 3826 1 68.1 11.3
<2226> コイケヤ 113 1396 5 89.8 22.5
<2060> フィードワン 111 1977 2 68.6 8.2
<3443> 川田テク 109 2447 5 70.6 9.1
<1775> Ｅ＆Ｃ 107 1604 4 47.1 11.2
<7315> ＩＪＴＴ 107 1836 4 107 17.3
<9900> サガミＨＤ 105 576 2 119 51.6
<1965> テクノ菱和 101 1550 2 58.4 10.8
<4914> 高砂香 100 715 1 101 32.0
※経常利益の単位は百万円。増益率は前年同期に比べた増加率、単位は％。「*」は国際会計基準、米国会計基準を採用する銘柄。今期最終赤字を見込む企業は除いた。
※増益連続期数は四半期ベースの連続回数、同一会計基準内が対象。対通期進捗率は経常利益の通期計画に対する4-12月期の進捗割合、単位は％。黒字転換、赤字縮小は増益に含めません。
株探ニュース
今回は、第1弾を配信した18日時点の時価総額が370億円以上700億円未満の銘柄(銀行を除く)を対象に、直近3ヵ月実績である23年10-12月期(第3四半期)に経常利益が前年同期と比べて2倍超の大幅増益を達成した35社をリストアップし、増益率の大きい順に並べた。なお、下表では四半期ベースの「増益連続期数」、4-12月期経常利益の通期計画に対する進捗割合を表す「対通期進捗率」も併せて記した。
増益率トップとなったのは、トヨタ系特殊鋼メーカーの愛知製鋼 <5482> [東証Ｐ]。23年10-12月期(第3四半期)の税引き前利益は前年同期の1.4億円から43.3億円に急拡大して着地。特殊鋼の販売価格が上昇したことに加え、購入品の価格下落や原価低減の進展なども利益拡大につながった。4-12月期(第3四半期累計)の同利益は95.5億円と通期計画の92億円をすでに上回っており、業績上振れが期待される。
選出リストには、本シリーズの第1弾、第2弾に続いて自動車関連企業が目立つ。自動車部品メーカーのダイキョーニシカワ <4246> [東証Ｐ]、ミツバ <7280> [東証Ｐ]、三櫻工業 <6584> [東証Ｐ]に加え、ホンダ <7267> 向け樹脂部品を手掛ける森六ホールディングス <4249> [東証Ｐ]がリスト入りしている。
3位に入った東京計器 <7721> [東証Ｐ]の10-12月期は経常利益が前年同期比14.8倍の6億円に膨らんだ。船舶港湾機器事業で東アジアでの新造船向けや欧米での在来船向け機器が増加したほか、原価率の改善や為替の円安進行もプラスに働いた。業績好調に伴い、通期の同利益予想を上方修正したことも好感され、株価は22日に2451円と約27年2ヵ月ぶりの高値まで上値を伸ばしている。
4位は日用雑貨メーカーのレック <7874> [東証Ｐ]がリスト入りした。主力の清掃・衛生用消耗品を中心に新製品の販売が伸びたほか、製品のリニューアルや業務工程の見直しなどコスト削減策を進めたことも寄与し、10-12月期の経常利益は10.5億円(前年同期比14.7倍)と12四半期ぶりの増益に転換を果たした。併せて、通期の同利益を従来予想の12億円→16億円に上方修正している。
続く5位のファミリーレストランなどを展開するＳＲＳホールディングス <8163> [東証Ｐ]は新型コロナウイルス感染症に伴う行動制限の撤廃が追い風となったほか、付加価値の高い商品の投入や効果的な販促施策なども奏功し、主力の「和食さと」を中心に客数が増加した。好調な業績を踏まえ、通期業績見通しと配当予想を上方修正している。外食関連では元気寿司 <9828> [東証Ｓ]が7位、サガミホールディングス <9900> [東証Ｐ]が33位にそれぞれ入った。
このほか、配当利回りが3.5％を超えている、矢作建設工業 <1870> [東証Ｐ]、都築電気 <8157> [東証Ｐ]、宮地エンジニアリンググループ <3431> [東証Ｐ]、ＴＯＡ <6809> [東証Ｐ]、ＳＲＡホールディングス <3817> [東証Ｐ]は足もとの業績が好調な高配当株として注目したい。
┌ 経常利益 ┐ 増益 対通期 予想
コード 銘柄名 増益率 10-12月期 連続期数 進捗率 PER
<5482> 愛知鋼 2934 4339 1 104 13.5 *
<4246> ＤＮＣ 2086 2514 1 72.8 10.3
<7721> 東京計器 1376 605 2 15.2 23.3
<7874> レック 1365 1055 1 131 48.0
<8163> ＳＲＳＨＤ 526 632 1 84.2 35.4
<1870> 矢作建 354 7591 2 96.4 10.6
<9828> 元気寿司 338 1380 3 93.0 26.4
<1379> ホクト 327 2931 1 107 81.6
<7280> ミツバ 281 7175 2 82.7 5.9
<7942> ＪＳＰ 259 3238 4 85.7 9.6
<6741> 信号 235 1046 2 31.6 13.5
<8157> 都築電 234 1631 2 66.5 9.4
<6023> ダイハツデ 231 1093 4 59.6 13.9
<2980> ＳＲＥＨＤ 219 859 1 69.7 41.0
<3431> 宮地エンジ 207 3700 1 97.0 14.9
<6809> ＴＯＡ 203 1247 2 65.9 18.7
<6584> 三桜工 197 2197 1 73.2 9.5
<3708> 特種東海 184 1764 2 78.6 11.5
<3694> オプティム 183 529 4 66.5 57.4
<9268> オプティマス 160 1193 4 61.0 15.8
<2208> ブルボン 153 1570 1 69.3 25.7
<3817> ＳＲＡＨＤ 146 1272 1 80.5 12.4
<2288> 丸大食 145 1788 1 136 34.5
<4116> 大日精 136 1791 2 87.4 11.3
<4249> 森六 124 2314 1 85.1 15.5
<6617> 東光高岳 116 3094 2 84.6 10.9
<1952> 新日空調 115 3826 1 68.1 11.3
<2226> コイケヤ 113 1396 5 89.8 22.5
<2060> フィードワン 111 1977 2 68.6 8.2
<3443> 川田テク 109 2447 5 70.6 9.1
<1775> Ｅ＆Ｃ 107 1604 4 47.1 11.2
<7315> ＩＪＴＴ 107 1836 4 107 17.3
<9900> サガミＨＤ 105 576 2 119 51.6
<1965> テクノ菱和 101 1550 2 58.4 10.8
<4914> 高砂香 100 715 1 101 32.0
※経常利益の単位は百万円。増益率は前年同期に比べた増加率、単位は％。「*」は国際会計基準、米国会計基準を採用する銘柄。今期最終赤字を見込む企業は除いた。
※増益連続期数は四半期ベースの連続回数、同一会計基準内が対象。対通期進捗率は経常利益の通期計画に対する4-12月期の進捗割合、単位は％。黒字転換、赤字縮小は増益に含めません。
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