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株価指数先物【寄り前】 4万円の大台乗せを意識した押し目狙いのロング対応


大阪3月限ナイトセッション
日経225先物 39470 +350 (+0.89%)
TOPIX先物 2679.0 +19.5 (+0.73%)
シカゴ日経平均先物 39470 +350
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 23日の米国市場は、NYダウ S&P500が上昇した一方で、ナスダックは下落。米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事が利下げ開始時期の判断に慎重な姿勢を示すなど、このところのFRB高官の発言や予想を上回る経済指標の発表を受けて、利下げ開始が想定よりも先延ばしされるとの見方から買いの勢いが鈍る場面もあった。また、前日に急騰したエヌビディア<NVDA>が最高値更新後に利益確定により上げ幅を縮め、他の半導体株が売りに押されたことも重荷となった。ただし、出遅れ感のある景気敏感株などが買われ、NYダウを支えた。S&P500業種別指数は、商業サービス・用品、公益事業、耐久消費財・アパレルが上昇した一方で、自動車・同部品、消費者サービス、テクノロジー・ハード・機器が下落。

 シカゴ日経平均先物(3月限)清算値は、大阪比350円高の3万9470円だった。日経225先物(3月限)は日中比10円高の3万9130円で始まり、直後に付けた3万9070円を安値に強いトレンドを継続し3万9400円に迫る上昇となった。祝日取引でも強い基調を継続しており、3万9400円辺りでの底堅さが見られ、一時3万9610円まで上げ幅を広げた。終盤にかけては利食いも入り上げ幅を縮め、3万9470円でナイトセッションの取引を終えた。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い優勢の展開になりそうだ。上向きで推移するボリンジャーバンドの+2σ(3万9370円)を上回ってきており、バンドに沿った上昇が見込まれるほか、+3σ(4万0520円)とのレンジ推移が意識されてきそうだ。日経平均株価が約34年2カ月ぶりに史上最高値を更新したことで、1989年12月29日に付けた高値とのダブルトップ形成を警戒した持ち高調整の売りが入りやすい半面、4万円大台乗せに向けた一段の上昇トレンド形成が期待され、ショートは避けたいところであろう。

 エヌビディアは最高値更新後に利食いにより上げ幅を縮めており、指数インパクトの大きい値がさハイテク株の上値は重くなりそうだが、22日のエヌビディアが16%を超える急騰を見せていたこともあり、利食いは想定内だろう。

 日経225先物は+2σ水準で底堅さをみせてくるかを見極めたいところであり、まずはオプション権利行使価格の3万9375円を中心に、権利行使価格3万9125円から3万9625円辺りのレンジを想定する。+2σを上回って推移するようだと、3万9500円から4万円のレンジに移行しよう。

 今週は米国で29日に1月の個人消費支出(PCE)の発表が予定されている。FRBがインフレ指標として最も注視しているPCEでインフレ改善がみられるかが注目される。ゴールドマン・サックスは最初の利下げ開始予想を5月から6月に変更し、年内の利下げ回数を5回から4回に引き下げたようである。米国市場の動向に振られやすい面はあるが、短期的にショートが積み上がる局面ではその後のカバーを狙ったロングで対応したい。

 VIX指数は13.75(前日は14.54)に低下した。21日には一時16.12まで切り上げる場面も見られたが、エヌビディアの決算を受けた上昇で200日移動平均線を割り込み、週末には25日線を下回って、13.99辺りで推移する75日線に迫っている。ボトム圏での推移ではあるものの、PCEの発表を控えるほか、利下げ開始時期の先延ばし観測などでやや神経質な展開に向かわせる可能性がある。

 なお、22日のNT倍率は先物中心限月で14.70倍に上昇した。先週は+1σまでの調整を経て、NTロングが強まり、+2σ(14.71倍)捉えてきた。方向性としては16日に付けた14.79倍が意識されるが、ハイテク株への利食いが日経平均型の重荷となる可能性もあるため、まずは+2σを明確に上放れてくるかを見極めたいところだろう。

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