新興市場銘柄ダイジェスト:ミクリードは大幅に3日ぶり反発、サマンサJPが大幅に5日ぶり反落
<7687> ミクリード 1797 +167
大幅に3日ぶり反発。3月31日(実質的には3月29日)を基準日として1株につき3株の割合で分割すると発表している。投資単位当たりの金額を引き下げ、自社株式の流動性を向上させて投資家層の拡大を図ることが目的。併せて定款を一部変更し、発行可能株式総数を800万株から2400万株に増やす。株式分割が好感されていることに加え、前日までの続落で値頃感があることも買いを後押ししているようだ。
<4889> レナサイエンス 382 +13
大幅に反発。外科的に根治切除が難しく、免疫チェックポイント阻害薬のニボルマブが無効な悪性黒色腫を対象とする第2相医師主導治験で、レナサイエンスのプラスミノーゲンアクチベーターインヒビター1(PAI-1)阻害薬「RS5614」とニボルマブの併用時における有効性及び安全性が確認できたと発表している。現在、悪性黒色腫の第3相試験開始に向けて準備を進めており、24年度中に治験を開始する予定。
<7829> サマンサJP 103 -22
大幅に5日ぶり反落。前日に30%超も急騰した反動で利益確定売りに押されている。20日の取引終了後にコナカ<7494>と株式交換による経営統合で基本合意書を締結したと開示し、21日に買いが殺到。サマンサタバサジャパンリミテッド株は6月27日に上場廃止となる予定で、株主に交付される対価や株式交換比率はデュー・ディリジェンスなどの結果を踏まえて4月中旬の最終契約締結までに決定するとしている。
<5870> ナルネット 1056 +150
ストップ高。複数のメディアが「伊藤忠商事<8001>グループと企業再生ファンドのジェイ・ウィル・パートナーズ(JWP)が中古車販売大手ビッグモーター(東京都多摩市)を買収する方向で最終調整に入った」などと報じ、買い手掛かりとなっている。伊藤忠は子会社を通じてナルネットコミュニケーションズ株を保有しているため、買収は同社の自動車メンテナンス事業の追い風になるとの見方から買われているようだ。
<4387> ZUU 1083 +12
一時ストップ高を付け、昨年来高値を更新している。株主優待制度を変更し、株主優待ポイントを贈呈すると発表している。株主専用サイトで食品、電化製品、体験ギフトなど5000種類以上の商品からポイント数に応じて交換できる。3月末日時点で400株以上保有する株主が対象で、保有株数に応じて3000-5万ポイントが贈られる。これまでは金融教育動画の3カ月無料クーポンだった。
<3911> Aiming 261 +18
大幅に3日ぶり反発。コロプラ<3668>と資本業務提携契約を締結すると発表している。第三者割当増資でコロプラにAiming株653万6800株を割り当てる。募集後のコロプラの持株比率は14.00%で、筆頭株主となる。調達資金の約16.43億円は新作スマートフォン向けオンラインゲームの開発・運営費用に充てる。業務提携では、オンラインゲーム開発に必要な人材などのリソースを相互に利用するほか、共同開発などを推進する。
《ST》
提供:フィスコ