日本エアーテック---23年12月期は増収、半導体の設備投資活発化が追い風
日本エアーテック<6291>は14日、2023年12月期決算を発表した。売上高が前期比3.6%増の136.46億円、営業利益が同36.0%減の7.07億円、経常利益が同27.7%減の10.10億円、当期純利益が同28.0%減の7.31億円となった。
クリーンルームの売上高は前年同期比8.7%増となった。感染症研究関連のクリーンルーム及び再生医療分野の細胞加工用クリーンルーム等が増加し、電子部品製造関連クリーンルーム及びメンテナンスも増加した。
クリールーム機器の売上高は同14.2%増となった。半導体、電子分野の設備投資の活発化に伴い半導体分野向け「フィルターユニット」及び電子分野向け「エアーシャワー」が増加した。
クリーンブースの売上高は同4.0%増となった。各種クリーンブースや製造装置等へ取り付ける「SS-MAC」が増加するなどした。
クリーンベンチの売上高は同33.2%減となった。電子分野向けの大型装置が減少した。
バイオロジカリー機器の売上高は同7.6%減となった。感染症対策用機器の需要が一巡した。
据付・保守サービスの売上高は同2.5%減となった。搬入・据付作業を伴わない半導体分野の機器売上などが増加した。
その他製品の売上高は同17.7%増となった。半導体製造装置メーカー向けの特殊品などが増加した。
クリーンサプライ商品の売上高は同17.8%増となった。クリーンルーム内で使用される「棚及び作業台」等の売上が増加した。
2024年12月期通期の業績予想については、売上高が前期比1.1%減の135.00億円、営業利益が同27.3%増の9.00億円、経常利益が同8.9%増の11.00億円、当期純利益が同9.3%増の8.00億円を見込んでいる。
《SO》
提供:フィスコ