トレンドはS安、決算通過で材料出尽くし感から目先売り優勢に
トレンドマイクロ<4704>はストップ安。15日取引終了後に発表した23年12月期連結決算は、売上高が前の期比11.1%増の2486億9100万円、純利益が同64.0%減の107億3100万円と増収減益で着地。続く24年12月期は好調な見通しを示したが、決算発表通過で材料出尽くし感が広がり目先利益確定売りが優勢となっている。
前期は各種セキュリティー製品が伸びたほか、円安の影響もあって売上高は増加した。一方、利益面ではハードウェア関連製品原価やクラウドコストが想定以上となったことをはじめ、前の期に関係会社株式売却益を計上した反動、リストラクチャリング関連費用の計上などが響いた。今期の売上高は前期比9.0%増の2710億円、純利益は同3.2倍の346億円となる見通し。配当予想は未定(前期738円)とした。
あわせて、取得上限630万株(自己株式を除く発行済み株数の4.64%)、または400億円とする自社株買いの実施を発表した。期間は2月26日から11月29日まで。
出所:MINKABU PRESS
前期は各種セキュリティー製品が伸びたほか、円安の影響もあって売上高は増加した。一方、利益面ではハードウェア関連製品原価やクラウドコストが想定以上となったことをはじめ、前の期に関係会社株式売却益を計上した反動、リストラクチャリング関連費用の計上などが響いた。今期の売上高は前期比9.0%増の2710億円、純利益は同3.2倍の346億円となる見通し。配当予想は未定(前期738円)とした。
あわせて、取得上限630万株(自己株式を除く発行済み株数の4.64%)、または400億円とする自社株買いの実施を発表した。期間は2月26日から11月29日まで。
出所:MINKABU PRESS