ケアネット---シードインキュベーター企業Lindoへ出資
ケアネット<2150>は14日、欧米で開発されているにも関わらず日本では開発計画が無い新薬を日本で開発・販売する「ドラッグロス解消新ビジネスモデル」を構築することを目的として設立された会社(シードインキュベーター)Lindoに対して出資を行うことを発表した。
現在、欧米では新しい作用機序で根本的治療効果が期待できる薬剤が毎年多く開発され、医療現場で使用されている一方、日本では欧米で新しく承認される薬剤のうち、未承認医療品が約70%存在しており、その結果、小児領域をはじめとする患者数の少ない領域において、これらの薬を必要とする日本の患者が治療を受けることができない、「ドラッグロス」が問題となっているという。
Lindoは、日本に導入が難しい希少疾患や難病等の新薬開発と販売を行い、「ドラッグロス」問題を解消するビジネスモデルの構築を目的として設立され、その趣旨に賛同したケアネット(持株比率14.3%)、メディカルインキュベータジャパン(同47.6%)、バイタルケーエスケー・ホールディングス(同19.0%)、フォレストホールディングス(同19.0%)の4社が今後出資に参加してゆく。
《SO》
提供:フィスコ