ルネサスが軟調推移、米ソフトウェアのアルティウムを約8900億円で買収へ
ルネサスエレクトロニクス<6723>が軟調推移。15日午前7時半に、米ソフトウェア企業のアルティウムを買収し、子会社化すると発表した。アルティウムの全株式を現金で取得する予定で、今年下半期中に買収を完了する方針。買収総額は91億豪ドル(約8879億円)に上る。買収資金は主要取引銀行からの借入金や手元現金で充当することを想定しているとしているが、株式市場では財務面への影響を懸念した投資家による売りが膨らむ場面があり、株価は一時5%近く下落した。
ルネサスの高性能プロセッサーをはじめとする組み込みソリューションのポートフォリオと、アルティウムのクラウドプラットフォームの統合により、電子設計プロセスの効率化を促し、開発リソースの削減による技術革新の加速が期待できるという。アルティウムのEBITDA(利払い・税引き・償却前利益)マージンは36.5%と高水準にあり、ルネサス側は今回の買収により財務基盤は強化され、大きな株主価値が創出されるとしている。
出所:MINKABU PRESS
ルネサスの高性能プロセッサーをはじめとする組み込みソリューションのポートフォリオと、アルティウムのクラウドプラットフォームの統合により、電子設計プロセスの効率化を促し、開発リソースの削減による技術革新の加速が期待できるという。アルティウムのEBITDA(利払い・税引き・償却前利益)マージンは36.5%と高水準にあり、ルネサス側は今回の買収により財務基盤は強化され、大きな株主価値が創出されるとしている。
出所:MINKABU PRESS