サークレイス---3Qは売上20億円の大台を突破、連結決算化に伴い業績予想を修正
サークレイス<5029>は13日、2024年3月期第3四半期(23年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が20.63億円、営業損失が0.90億円、経常損失が0.89億円、親会社株主に帰属する四半期純損失が1.15億円となった。2024年3月期第3四半期より四半期連結財務諸表を作成しているため、2023年3月期第3四半期の数値及び対前年同四半期増減率については記載していない。ただし、2023年11月9日公表の単体通期計画に対して、単体は想定通りに進捗と説明している。
同社グループにおいては、カスタマーサクセスを除いたすべての事業において、堅調な売上実績をあげた。主力事業Salesforce Consultingにおいては、リモートワークでの対応ができることを強みに当第3四半期連結累計期間を通して堅調に推移した。ただし、カスタマーサクセスにおいては、売上が減少傾向にある。Anaplan Consultingについては、受注案件のフェーズに応じて売上のばらつきがあり、売上が減少傾向にあった期間があったものの、当第3四半期連結累計期間においては、安定的に推移した。DXにおいては、駐在員管理クラウドサービス「AGAVE」が堅調な売上を計上している。エデュケーションについては、リモートでの開催が定着し、管理者/開発者に向けた豊富なトレーニングメニューを提供したことにより、売上は安定的に推移している。
2023年3月期通期については、同日、単体決算から連結決算への移行のため業績予想の修正を発表した。売上高が28.50億円、営業損失が0.85億円、経常損失が0.86億円、親会社に帰属する当期純損失が0.80億円としている。ただし、営業利益は合弁会社Circlace HT立ち上げに伴う販売管理費増およびFTL株式会社に掛かる買収関連費用により、一時的な減益としている。
《SI》
提供:フィスコ