レーザーテク、東エレク、アドテストなど半導体主力株が逆行高、海外筋の実需買い旺盛で円安進行も追い風
レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>など半導体製造装置の主力銘柄は全般軟調地合いに抗して総じて頑強な値動きで目を引く。前日の米国株市場はNYダウが一時700ドルを超える下げをみせる波乱含みの展開で、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数も下落率でダウを上回るなどリスク回避の流れが東京市場にも及んでいる。ただ、米株市場ではAI・半導体関連の象徴株であるエヌビディア<NVDA>が一時プラス圏に浮上するなど強さを発揮、引き続き同関連株への投資マネーの注目度が高いことをうかがわせる。東京市場では前日に東エレクが業績予想の上方修正を素直に好感され4000円近い大幅高を演じたが、きょうも海外投資家の実需買いが反映される形で上値指向を継続し、最高値街道を走っている。また、エヌビディアとの取引実績の高いアドテストも連日の上場来高値更新と気を吐いている。半導体セクターは外国為替市場で足もとドル高・円安方向に振れていることも追い風となっている。
出所:MINKABU PRESS
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