新興市場銘柄ダイジェスト:プロパティDBKは昨年来安値、monoAIがストップ高
<5572> リッジアイ 1999 +173
大幅に3日ぶり反発。「GPTの実践活用:次世代の業務プロセスを手に入れるワークショップ」を3月5日に開催すると発表している。自社の業務効率化に生成AIの活用を検討している企業などが対象で、コンサルタントによる無料相談会が設けられているという。ワークショップでは生成AIに関する基礎理解を行い、業務でのGPTの実践活用方法の拡大を実現するとしている。
<4389> プロパティDBK 1226 -270
昨年来安値。24年3月期の営業利益予想を従来の8.22億円から3.60億円(前期実績8.22億円)に下方修正している。新サービスの立ち上げが当初想定より遅延しているほか、統合資産管理クラウドサービスのソリューション案件で遅延が相次いだため。子会社の既存事業が計画を下回っていることも利益を押し下げる見通し。また、Webアプリの受託開発などを手掛けるリーボ(東京都港区)を完全子会社化する簡易株式交換を実施する。
<5240> monoAI 532 +80
ストップ高。一部メディアが「米ウォルト・ディズニーは7日、人気オンラインゲーム『フォートナイト』を配信する米エピックゲームズの株式15億ドル(約2220億円)相当を取得すると発表した」と伝えている。ゲーム内でファンはディズニーのキャラクターと買い物したり、遊んだりできるようになるという。monoAI technologyはフォートナイトで独自のメタバース空間を公開しており、フォートナイトつながりで物色されているようだ。
<9218> メンタルヘルスT 876 +15
3日ぶり反発。23年12月期の経常利益予想(単体ベース)を従来の0.40億円から1.66億円(前期実績0.42億円)に上方修正している。子会社へのマーケティング支援に係る親子間取引でデジタルマーケティング事業の売上高が増加したことに加え、マーケティング業務の内製化で外部委託費を削減したことが寄与する見通し。連結ベースの業績予想(営業利益5.00億円、経常利益4.72億円)は据え置いた。
<3628> データHR 885 -3
伸びきれず、続落。従来未定としていた24年6月期の営業損益予想を損益トントンの0.00億円(前期実績4.98億円の赤字)と発表している。純損益予想は0.20億円の黒字(同6.64億円の赤字)とした。データヘルス計画作成支援業務の受注増に加え、新規事業のデータ利活用サービスの立ち上がりで損益が改善する見通し。第2四半期累計(23年7-12月)の営業損益は4.45億円の赤字(前年同期実績4.61億円の赤字)で着地した。
<7043> アルー 936 +29
大幅に3日ぶり反発。23年12月期の営業利益予想を従来の0.63億円から0.85億円(前期実績2.30億円)に上方修正している。人員採用計画の一部未実行が発生したほか、業務委託費などの削減に努めた結果、販管費や一般管理費が想定よりも減少したため。アルー株は1月30日に直近高値(1140円)を付けてからは利益確定売りに押される展開が続いており、業績修正を機に押し目買いも入っているようだ。
《ST》
提供:フィスコ