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【↑】日経平均 大引け| 3日続伸、朝安も戻り足が加速し高値引け (1月31日)


日経平均株価
始値  35747.89
高値  36292.53(15:00)
安値  35704.58(09:04)
大引け 36286.71(前日比 +220.85 、 +0.61% )

売買高  17億1296万株 (東証プライム概算)
売買代金  4兆5332億円 (東証プライム概算)

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■本日のポイント

 1.日経平均は3日続伸、朝安後切り返す
 2.米半導体株安受け、前場はマイナス圏推移
 3.後場は戻り足が加速、日経平均は高値引け
 4.TOPIXは終値で約34年ぶり高値に買われる
 5.値上がり銘柄1200超、売買代金も高水準に

■東京市場概況

 前日の米国市場では、NYダウは前日比133ドル高と4日続伸した。金融株や消費関連株を中心に買いが優勢となった。

 東京市場では、朝方は様子見ムードから日経平均株価が下値を探ったが、その後は一貫して戻り基調となり、後場に入ってプラス圏に切り返した。

 31日の東京市場は、朝方こそリスク回避の売り圧力が強く、日経平均は安く始まったが、その後は一貫して戻りに転じた。前日の米国株市場ではNYダウが連日最高値更新となったものの、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は軟調で、半導体関連株への売りが目立った。これを受け、東京市場でも半導体セクターなど中心に目先筋の売りがかさんだ。ところが、3万6000円台を割り込んだ水準では押し目買いが活発化し、日経平均は前場後半あたりから一貫して上値を追う形に様変わりした。中国・上海株や香港株などが下落基調にあるなかも、幅広い銘柄に資金流入が続き、後場に入ると日経平均の上昇ピッチが強まった。結局、日経平均はほぼ高値引けとなり、TOPIXは終値で約34年ぶりの高値圏に浮上している。

 個別では、レーザーテック<6920>が買われ、ソシオネクスト<6526>も活況高。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが高く、ファーストリテイリング<9983>も買いが優勢だった。キヤノン<7751>が物色人気、トヨタ自動車<7203>も堅調。コマツ<6301>も大きく上昇した。第一工業製薬<4461>、東京鐵鋼<5445>がストップ高を演じたほか、日本M&Aセンターホールディングス<2127>、住友理工<5191>なども値を飛ばした。
 半面、川崎汽船<9107>が軟調、東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>、ルネサスエレクトロニクス<6723>などが売りに押され、キーエンス<6861>も安い。オリエンタルランド<4661>、ファナック<6954>も冴えない。バリューコマース<2491>が急落、アルプスアルパイン<6770>も大幅安。アンリツ<6754>の下げも目立った。KLab<3656>も大きく値を下げた。

 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、キヤノン <7751>、TDK <6762>、コマツ <6301>、テルモ <4543>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約82円。
 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、SBG <9984>、ファナック <6954>、ダイキン <6367>、アドテスト <6857>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約49円。

 東証33業種のうち上昇は29業種。上昇率の上位5業種は(1)銀行業、(2)電気・ガス業、(3)不動産業、(4)その他金融業、(5)保険業。一方、下落はの4業種のみで下落率の上位から(1)石油石炭製品、(2)鉱業、(3)海運業、(4)金属製品。

■個別材料株

△日本M&A <2127> [東証P]
 1000万株を上限とする自社株買いと第3四半期増収増益を好感。
△ドリコム <3793> [東証G]
 24年3月期営業利益予想を上方修正。
△住友理工 <5191> [東証P]
 今期業績予想を上方修正。
△東邦金 <5781> [東証S]
 筆頭株主の太陽鉱工によるTOB価格にサヤ寄せ。
△SBIリーシ <5834> [東証G]
 4-12月期経常益2.5倍で通期計画進捗率92%。
△ダイハツデ <6023> [東証S]
 第3四半期は大幅増収増益。
△放電精密 <6469> [東証S]
 三菱重 <7011> [東証P]と資本・業務提携。
△フジオーゼ <7299> [東証S]
 1→5の株式分割と株主優待制度の新設及び好決算を好感。
△デリバリコン <9240> [東証G]
 AIins <4488> [東証G]と業務提携を締結。
△M&A総研 <9552> [東証G]
 10-12月期高進捗を評価。

▼Vコマース <2491> [東証P]
 24年12月期減収減益と減配見通し。
▼アライドアキ <6081> [東証G]
 23年12月期は一転最終赤字での着地。

 東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)一工薬 <4461>、(2)東京鉄 <5445>、(3)日本M&A <2127>、(4)M&A総研 <9552>、(5)住友理工 <5191>、(6)都築電 <8157>、(7)日精線 <5659>、(8)富士紡HD <3104>、(9)コマツ <6301>、(10)リズム <7769>。
 値下がり率上位10傑は(1)Vコマース <2491>、(2)アルプスアル <6770>、(3)アンリツ <6754>、(4)KLab <3656>、(5)シンプレクス <4373>、(6)Jディスプレ <6740>、(7)日電波 <6779>、(8)テクマト <3762>、(9)北の達人 <2930>、(10)コシダカHD <2157>。

【大引け】

 日経平均は前日比220.85円(0.61%)高の3万6286.71円。TOPIXは前日比24.17(0.96%)高の2551.10。出来高は概算で17億1296万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1225、値下がり銘柄数は399となった。東証グロース250指数は712.04ポイント(2.68ポイント安)。

[2024年1月31日]


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