FB Research Memo(12):株主との継続的関係強化と足元の業績を勘案し、増配を予定
■株主還元策
1. 配当政策
フリービット<3843>は、中長期的な観点による事業拡大及び企業成長によって株主の期待に応えしていくことを重視しており、そのための内部留保の充実が肝要であると考えている。一方で、株主への利益還元を継続的に実施していくことも重要であると認識している。同社は「SiLK VISION 2027」において株主との関係深化を企図した還元策を行う予定であるが、2024年4月期の売上高・各利益が2023年6月9日に公表した業績予想を上回る見通しとなったことを受け、一部前倒しして実行することとした。2024年4月期の期末配当予想については、配当性向を18.0%(前期実績8.4%)とし、1株につき27.0円(前期実績比19.0円の増配)を予定している。
優待品の贈呈に加え株主向けNFT等の発行も予定
2. 株主優待制度
同社は、保有株式数に応じて、フリービット・プレミアム優待倶楽部において、食品、ワイン、電化製品、旅行・体験、こだわり雑貨商品など4,000点以上の優待商品と交換できる株主優待制度を有している。優待は、毎年4月末日時点の同社の株主名簿に記載されている株主が対象となっている。また、新たな株主還元として、ステークホルダーとの関係性構築の取り組みの1つであるweb3によるステークホルダーコミュニティー実証実験「One Vision」をスタートし、株主に対し「TONE Chain」への参加権及び「株主NFT」の配布を計画している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)
《HH》
提供:フィスコ