ナック Research Memo(2):ダスキンのFC企業としてトップの売上高、クリクラ事業は安定成長
■会社概要
● 会社概要
創業は1971年、東京都町田市においてダスキンのフランチャイズ(FC)企業として清掃用品のレンタル業をスタートした。FCビジネスの多くは1、2店舗で経営が安定すれば、そこで成長を止めてしまうが、ナック<9788>は利益を再投資して営業エリアを拡大してきた。1984年にはダスキンのFC企業として日本一の売上高を達成し、現在もトップの企業として知られる。その後、積極的なM&Aなどにより飲食店向けの環境衛生や、顧客基盤を活用した建築のコンサルティングに、2002年には住宅販売と宅配水事業に参入した。さらに2013年には、通販事業を手がける(株)JIMOSをグループ化するなど、「複合企業体」として事業を展開している。なお、1995年に株式店頭公開し、1997年には東京証券取引所(以下、東証)市場第2部に上場、1999年に市場第1部に指定替えとなった後、2022年4月に東証が実施した市場再編においてプライム市場へ移行し、現在に至っている。
連結子会社
・クリクラ
(株)クリクラ長崎(宅配水事業)・・・2023年4月1日に連結子会社化
・レンタル
(株)アーネスト(ビルメンテナンス事業)
(株)キャンズ(原状回復工事事業)・・・2023年5月31日に子会社化
・建築コンサルティング
ナックハウスパートナー(株)(住宅FC事業・省エネ関連部資材の施工と販売)
・住宅
(株)ジェイウッド(注文住宅の建築請負)
(株)ケイディアイ(分譲・注文住宅)
(株)ナックライフパートナーズ(金融・福利厚生)
・美容健康
(株)JIMOS(化粧品・健康食品の通販等)
(株)ベルエアー(栄養補助食品、化粧品の製造販売)
吉慕詩股フン有限公司(台湾) (美容・健康事業)
(株)トレミー (化粧品の開発・製造)
(株)アップセール(化粧品・健康食品・医薬品の通販等)
(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)
《SO》
提供:フィスコ