信用
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3726 フォーシーズHD

東証S
484円
前日比
-3
-0.62%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
691 4.17
時価総額 48.8億円
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フォーシーズ Research Memo(3):「美」「健康」「癒し」をテーマに事業を展開


■事業概要

フォーシーズHD<3726>は、「はずむライフスタイル」に通ずる「美」「健康」「癒し」をテーマに事業展開を行っている。「通販事業」「卸売事業」「リテール事業」「衛生コンサルティング事業」の4事業を展開しており、各セグメント間で高いシナジー効果を創出している。また、既存事業にこだわらず、多角的・発展的なビジネス展開を得意とし、企業価値向上の1つの手法としてM&Aを積極的に活用している。なお2023年9月期より、販売商品のブランド別の区分から販売スタイル別の区分に事業セグメントを変更している。これは、海外展開強化など販路拡大を進めていくなかで、より市場に向き合い、売上拡大、企業価値向上を推進していくうえで、販売スタイル別へのセグメント変更が合理的であり、市場の理解が得られやすいと判断したためである。セグメント変更により取り扱いブランドは、通販事業及び卸売事業で「FAVORINA」「FINE VISUAL」「ANYTHING WHITE」「Cure」「Laret」「AROMA BLOOM」、リテール事業で「AROMA BLOOM」となる。

1. 通販事業
社内コールセンターでの電話オペレーターによる販売とEC販売を行っている。社内コールセンターでは、「パーソナルトレーナー」と呼ばれる従業員が顧客の美と健康をサポートする専属担当として、化粧品・健康食品・アロマ関連商品を販売する。顧客一人ひとりの悩みに合わせたアイテムの提案や活用方法を直接案内している点に特長がある。電話オペレーターの強力な営業力を最大限に活用するため、2022年12月には架電代行業務を開始した。一方、EC販売では自社サイトやモールで商品を販売する。新規顧客の開拓が当面の課題であるが、2023年2月にEC販売で実績のあるiiyを完全子会社化しており、EC販売の底上げが期待される。

2. 卸売事業
国内卸売事業と海外卸売事業を展開している。化粧品・健康食品・アロマ関連商品を国内外のドラッグストア・バラエティショップなどの量販店舗へ卸販売している。インスタグラマーやYouTuber等、SNSを積極的に活用し売上拡大につなげている。中国での販路拡大が加速しているほか、ベトナム、タイ、UAE、マレーシア及びシンガポールへの商談も順調に進んでおり、グローバル展開は着実に進捗している。「Cure」ブランドは順調に売上・販路拡大を進めているが、他ブランドについてはブランド認知の活動とともに売上拡大を目指している。

3. リテール事業
「AROMA BLOOM」の店舗運営を行っている。「パーソナルアドバイザーがあなたに、癒しと安心をお届けします」をショップコンセプトに、提案型ライフスタイルショップとして、関東を中心に20店舗(2023年9月末時点)を展開している。お悩み別、シーン別に合わせた商品展開を行っており60種以上のアロマのほか、ハンドクリームやハーブティーなど、暮らしに気軽に取り入れられる商品を取りそろえている。

4. 衛生コンサルティング事業
子会社のHACCPジャパンが、総合衛生コンサルティング及び衛生関連商品等の販売、卸販売、検査事業を行っている。食品検査事業としては、微生物蛍光画像測定機「BACTESTER(バクテスター)」の販売及び、飲食店等に向けバクテスターを用いた検査サービスを展開している。新型コロナウイルス感染症拡大(以下、コロナ禍)を経て除菌・衛生に対するニーズは引き続き高まっており、大手企業との協業、代理店の拡大及びPRの実施による空間除菌デバイス「DevirusAC(デヴィルスエーシー)」とクロラス除菌ウォーター(亜塩素酸水製剤)の営業活動も引き続き強化している。また、感染症対策は人のみならず畜産業界への転用も進んでおり、鶏舎への空間除菌デバイスの販売網を広げている。2022年9月期からは、HACCP対応事業としてアプリの監修やHACCP認証コンサルタント業務を拡大している。経済産業省が推進する「IT導入補助金2022」で「IT導入支援事業者」に採択され、認知・売上が加速している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 茂木稜司)

《SI》

 提供:フィスコ

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