貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
日経平均株価の構成銘柄。同指数に連動するETFなどファンドの売買から影響を受ける側面がある
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9983 ファーストリテイリング

東証P
49,020円
前日比
+550
+1.13%
PTS
49,050円
23:47 11/22
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
39.1 7.46 0.92 0.44
時価総額 155,992億円
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株価指数先物【寄り前】 押し目狙いのロング対応を継続


大阪3月限ナイトセッション
日経225先物 35210 -40 (-0.11%)
TOPIX先物 2485.0 -8.5 (-0.34%) 
シカゴ日経平均先物 35205 -45
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 11日の米国市場は、NYダウナスダックが上昇した一方で、 S&P500は下落。2023年12月の米消費者物価指数(CPI)は、総合指数が前月比0.3%上昇(市場予想は0.2%上昇)、前年同月比で3.4%上昇(同3.2%上昇)だった。CPIの結果を受けて米連邦準備理事会(FRB)の早期利下げ観測が後退し、利益確定の売りが優勢となるなか、NYダウの下げ幅は一時270ドルを超える場面も見られた。

 ただし、今週末から本格化する主要企業の決算に対する期待から買い意欲は根強く、売り一巡後は買い戻しが優勢となり、NYダウはプラスに転じた。ハイテク株は一進一退ながらエヌビディア<NVDA>が6日続伸となるなか、ナスダック指数は5日続伸。S&P500業種別指数は、耐久消費財・アパレル、ソフトウエア・サービス、半導体・同製造装置が上昇した半面、電気通信サービス、自動車・同部品、公益事業が下落。

 シカゴ日経平均先物(3月限)清算値は、大阪比45円安の3万5205円だった。日経225先物(3月限)は日中比70円高の3万5320円で始まり、一時3万5410円まで上げ幅を広げた。買い一巡後は軟化し、3万5250円~3万5350円辺りでの保ち合いを継続。米国市場の取引開始後に3万4990円まで売られる場面も見られたものの、3万5000円水準での底堅さが意識されていた。終盤にかけて下落幅を縮めており、3万5210円でナイトセッションの取引を終えた。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや利食い先行のスタートになろう。日経225先物はナイトセッション開始直後に3万5410円まで買われた。取引終了後に決算を発表したファーストリテイリング <9983> [東証P]に反応する格好からロングが入ったようである。その後は米CPIの結果を受けた米国市場の影響から軟化している。

 ファーストリテイリングの2024年8月期第1四半期業績は、コンセンサスを上回る進捗だったほか、景気減速が懸念されている中国がけん引しており、安心感につながろう。指数インパクトの大きい同社が堅調な推移をみせてくるようだと、日経平均型を支えることになりそうだ。

 日経225先物は足もとで急ピッチの上昇が続いているが、1月のオプションSQを控えるなかで、ヘッジ対応のショートカバーが強まった影響が大きかったと考えられる。SQ通過によって落ち着きをみせてくる可能性から、オプション権利行使価格の3万5000円から3万5500円とのレンジを想定する。昨年11月高値から12月安値までの下落幅をリプレイスした水準まで上昇したこともあり、達成感も意識されてきそうだ。

 ただし、ボリンジャーバンドのバンドが拡大をみせるなか、+2σ(3万4750円)と+3σ(3万5480円)に沿ったトレンドは継続すると考えられる。短期的なショートにとどめ、押し目狙いのロング対応を継続したいところである。

 VIX指数は12.44(前日は12.69)に低下した。CPIの結果を受けて一時13.31まで上昇する場面も見られたが、その後は12.86辺りに位置している25日移動平均線を下回っての推移が続いた。CPIを無難に通過したこともあり、リスク選好の動きが強まる可能性がある。

 なお、昨日のNT倍率は先物中心限月で14.13倍に上昇した。14.08倍辺りに位置する25日、200日線を上放れ、一時14.17倍まで切り上げた。リバランスの動きが意識されやすいものの、方向性としては昨年12月半ばに付けた14.34倍や6月高値の14.69倍に向けたNTロングが入りやすいだろう。

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