オプトランは3日ぶり反落、国内大手証券はレーティング「3」に引き下げ
オプトラン<6235>は3日ぶりに反落。大和証券は10日、同社株のレーティングを「2(アウトパフォーム)」から「3(中立)」に引き下げた。目標株価は2800円から1900円に見直した。同社は光学薄膜装置の製造・販売を手掛けている。第3四半期累計(23年1~9月)の連結営業利益は85億6700万円と23年3月期予想の86億円(前期比15.5%増)に対して高い進捗率となっているが、受注高は第1四半期の95億円をピークに、第2四半期が60億円、第3四半期が42億円と水準が低下している。中国市場を中心にスマートフォン需要が弱含んでおり、顧客の設備投資意欲は依然として低調。同証券では今12月期の連結営業利益は93億円への増額修正を見込んでいるが、24年12月期は78億円への減益を予想。足もとの受注は底打ちの見込みだが、本格回復までは期待し難く、短期的な株価上昇のカタリストは見出しにくいとみている。
出所:MINKABU PRESS
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