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9928 ミロク情報サービス

東証P
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ミロク情報 Research Memo(6):CB型新株予約権付社債の償還資金は借入金と手元資金で充当


■業績動向

3. 財務状況と経営指標
ミロク情報サービス<9928>の2024年3月期第2四半期末の資産合計は、前期末比376百万円減の45,416百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産では現金及び預金が1,826百万円減少し、売上債権が873百万円、棚卸資産が204百万円それぞれ増加した。固定資産ではソフトウェア資産(仮勘定含む)が743百万円増加した一方で、のれんが44百万円、投資有価証券が249百万円それぞれ減少した。ソフトウェア資産の増加は、新製品の開発及び社内情報システム刷新のための開発費を資産計上したものとなっている。

負債合計は前期末比702百万円減少の20,315百万円となった。有利子負債が264百万円、賞与引当金が473百万円それぞれ減少した。純資産合計は同325百万円増加の25,100百万円となった。親会社株主に帰属する四半期純利益1,831百万円の計上と配当金支払額1,343百万円により、利益剰余金が433百万円増加した。

経営指標を見ると、自己資本比率が前期末の53.0%から54.2%に上昇し、有利子負債比率は同4.4%から3.3%に低下するなど、財務内容は引き続き健全な状態にあると判断される。ただ、2023年12月に償還期限を迎える110億円のCB型新株予約権付社債の償還資金として、同年11月に85億円の借入れを実施し手元資金と合わせて返済することになる。これにより有利子負債比率は30%台まで上昇し、ネットキャッシュ(現預金+有価証券-有利子負債)も170億円台から80億円台に減少することになるが、財務内容としては依然健全な状態を維持できるものと弊社では見ている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《AS》

 提供:フィスコ

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