RIZAP-G Research Memo(8):自己資本比率21.7%と、積極投資を行うなかで一定水準を維持
■業績動向
2. 財務状況
RIZAPグループ<2928>の2024年3月期第2四半期末の資産合計は前期末比12,639百万円増の155,288百万円となった。このうち流動資産は同2,549百万円増の69,746百万円であり、たな卸資産の増加(同1,078百万円増)、営業債権及びその他の債権の増加(同903百万円増)、現金及び現金同等物の増加(同257百万円増)等が主な要因である。非流動資産は同10,089百万円増の85,541百万円であり、有形固定資産の増加(同6,034百万円増)、使用権資産の増加(同4,625百万円増)等が主な要因である。
負債合計は前期末比15,327百万円増の133,864百万円となった。このうち流動負債は同11,930百万円増の87,851百万円であり、営業債務及びその他の債務の増加(同7,316百万円増)、短期借入金及び短期リース負債の増加による有利子負債の増加(同5,243百万円増)が主な要因である。非流動負債は同3,397百万円増の46,012百万円であり、長期借入金及び長期リース負債の増加による有利子負債の増加(同2,779百万円増)が主な要因である。資本合計は同2,688百万円減の21,424百万円となった。親会社株主に帰属する四半期損失の計上等により利益剰余金が減少したこと、その他の資本性金融商品が増加したこと等が主な要因である。
経営指標では、自己資本比率(資本合計÷総資産で算出)が2023年9月末で21.7%と積極投資を行うなかで低下しているが、一定水準を維持した。2024年3月期以降は、chocoZAP事業の黒字化に伴う純資産の増加及びchocoZAPの営業キャッシュ・フロー良化による借入金返済が進捗するため、自己資本比率が改善する見込みである。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
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提供:フィスコ