トヨタは買い優勢、円高一服受けた不安心理の後退で買い戻し
トヨタ自動車<7203>は買い優勢でスタート、前週末は外国為替市場での急速な円高進行に伴う輸出採算の悪化が警戒され大きく下押したが、足もとでリバウンド狙いの買いが優勢となっている。11月の米雇用統計発表を受けて米長期金利が上昇、ドル買い戻しの動きを誘発しており、1ドル=145円台まで円安方向に押し戻されたことから、自動車セクターも過度な不安心理が後退した。トヨタの24年3月期想定為替レートは11月1日の上期決算発表時に1ドル=141円に大幅に修正されたが、今回の円高局面でこの水準をブレークされる形で円高に進まなかったことが同社株のショートカバーを誘っている。
出所:MINKABU PRESS
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