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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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6654 不二電機工業

東証S
1,127円
前日比
-3
-0.27%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
28.9 0.57 2.84 12.55
時価総額 72.9億円
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決算発表予定日

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<動意株・6日>(大引け)=富士通、マルハニチロ、JSBなど

 富士通<6702>=急反発。一時860円高の2万1900円まで買われ7日ぶりに年初来高値を更新した。10月27日に大きくマドを開けて底値離脱の動きを明示してからは一貫して強力な下値切り上げ波動を形成、きょうは2万1000円近辺の高値圏もみ合いから満を持して上放れてきた。米AT&T<T>がスウェーデンの通信大手エリクソンや富士通と連携して、2024年から既存の携帯電話通信網を商用規模のオープンRANに完全統合する予定を発表しており、これが富士通の業容拡大効果をもたらす動きとして株価を刺激した形となっている。

 マルハニチロ<1333>=年初来高値を更新。同社は5日、来年2月から冷凍チャーハンなど家庭用冷凍食品の価格改定(値上げ)を発表した。原料価格の上昇や物流費などの増加を背景にコスト上昇分を価格に転嫁し吸収する。約2~8%の値上げとなる。株式市場では企業の製品価格引き上げについては収益採算向上につながるとの見方でポジティブ材料視する傾向が強い。また、同社株はPER7倍台、PBR0.7倍台で株価指標面から割安感が強く買い安心感もあり、投資マネーの流入が波状的に続いている。

 ジェイ・エス・ビー<3480>=6日ぶり反発。前日まで5日続落と調整色を強めていたが、満を持して急速に切り返す展開にある。学生を対象とするマンションの企画開発を主力に手掛けるほか、高齢者住宅や介護関連などシルバービジネスにも展開する。業績は人件費をこなして利益成長を続けており、23年10月期の営業利益は前の期比8%増の67億8300万円を予想するなど好調。好業績を背景に株主還元も強化し、5日取引終了後に23年10月期の年間配当を従来計画の40円から63円に増額することを発表しており、これが株価反発の足掛かりとなった。

 ミナトホールディングス<6862>=上昇加速で約2週間ぶりの年初来高値更新。時価は2006年1月以来17年11カ月ぶりの高値圏を走っている。産業用メモリーモジュールを主力とし、デジタルデバイスのほかシステムソリューションなども手掛けるが、半導体関連の中小型株人気を象徴する形で11月中旬に上放れた。その後もファンド筋とみられる大口の実需買いが観測されるなか株価の居どころを大きく変えている。11月24日に1471円の高値を形成した後は、利益確定売り圧力が顕在化し調整を入れたが、株価は下押しても陽線が多く、旺盛な押し目買い需要を反映していた。

 さくらインターネット<3778>=大幅高で3連騰、上値追い態勢続く。前日取引時間中に2191円まで買われたが、その後は目先筋の利益確定売りに押され1900円台に押し戻されていた。ただ、下値では買い板が厚く、きょうは改めて上値を指向、最高値更新を指呼の間に捉えている。米画像処理半導体大手エヌビディア<NVDA>のジェンスン・ファンCEOが来日し岸田文雄首相など政府首脳と面会したが、その後の記者会見で生成AI分野でさくらネットとの連携に前向きなコメントをみせたことが、業容拡大期待を膨らませ株価を押し上げる原動力となっている。株式需給面では信用取組が売り残、買い残ともに増勢となるなか、直近信用倍率が1.30倍とタイト化しているほか、日証金では貸借倍率が0.3倍台と売り長が顕著だ。更に外資系証券などの貸株市場経由の空売りも観測されており、これらを背景にショートカバーを交えた需給相場の様相を呈している。

 不二電機工業<6654>=上値指向。5日の取引終了後、創業70周年の記念配当の実施に伴い、配当予想を修正すると発表した。あわせて開示した24年1月期第3四半期累計(2~10月)の単体決算が最終増益となったことも相まって、好感されたようだ。同社はこれまで16円としてきた期末配当予想について、記念配当3円を加えて19円に見直した。年間配当予想は記念配当の3円分を増額し35円(前期は32円)となる。23年2~10月期は売上高が前年同期比1.8%減の27億4700万円、最終利益が同42.2%増の2億9000万円だった。汎用端子台やコネクター端子台が落ち込んだものの、経費の一部が減少。投資有価証券売却益の計上も寄与し、最終増益となった。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。



出所:MINKABU PRESS

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