<注目銘柄>=エスエムエス、来期から業績再拡大期へ
エス・エム・エス<2175>は、10月30日につけた年初来安値2138.5円を底に反発基調にあるが、下落前の株価は4000円近くあっただけに、戻りはまだ緒に就いたばかりと言えそうだ。
同社は医療・介護業界向け人材紹介サービス(キャリア事業)の最大手。足もとではキャリア事業の継続的な成長に加え、介護事業者向け経営支援プラットフォームのカイポケ事業や、医療関連事業者マーケティング支援、グローバルキャリアなどを行う海外事業が成長加速に寄与しており、23年3月期までの5年間で売上高は7割以上に拡大している。
10月27日に発表した24年3月期上期決算は、営業利益が47億100万円(前年同期比2.0%増)となった。キャリアパートナーの採用を中心とした積極投資により第3四半期までコストが先行する見通しで、7~9月期営業利益は同36.2%減と落ち込んだ。ただ、通期計画に対しては順調としており、会社側によると第4四半期(1~3月)に利益が大きく成長するとして、24年3月期営業利益は会社予想の83億7500万円(前期比15.0%増)を据え置いている。
25年3月期は、今上期に採用した新しいキャリアパートナーがフルに稼働することに加えて、引き続きカイポケ事業と海外事業の成長が期待できる。調査機関によっては営業利益100億円強を見込むところもあり、業績再拡大期入りも期待できそうだ。(仁)
出所:MINKABU PRESS
同社は医療・介護業界向け人材紹介サービス(キャリア事業)の最大手。足もとではキャリア事業の継続的な成長に加え、介護事業者向け経営支援プラットフォームのカイポケ事業や、医療関連事業者マーケティング支援、グローバルキャリアなどを行う海外事業が成長加速に寄与しており、23年3月期までの5年間で売上高は7割以上に拡大している。
10月27日に発表した24年3月期上期決算は、営業利益が47億100万円(前年同期比2.0%増)となった。キャリアパートナーの採用を中心とした積極投資により第3四半期までコストが先行する見通しで、7~9月期営業利益は同36.2%減と落ち込んだ。ただ、通期計画に対しては順調としており、会社側によると第4四半期(1~3月)に利益が大きく成長するとして、24年3月期営業利益は会社予想の83億7500万円(前期比15.0%増)を据え置いている。
25年3月期は、今上期に採用した新しいキャリアパートナーがフルに稼働することに加えて、引き続きカイポケ事業と海外事業の成長が期待できる。調査機関によっては営業利益100億円強を見込むところもあり、業績再拡大期入りも期待できそうだ。(仁)
出所:MINKABU PRESS