信用
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4413 ボードルア

東証G
4,930円
前日比
-50
-1.00%
PTS
4,927円
12:42 11/25
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
48.0 12.61
時価総額 790億円
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【村瀬智一が斬る!深層マーケット】出遅れ中小型株の修正リバウンドが強まるか


「出遅れ中小型株の修正リバウンドが強まるか」

●日経平均はバブル後高値を更新、グロース250に出遅れ感

 日経平均株価は11月20日に3万3853円まで買われ、6月19日に付けたバブル崩壊後の高値3万3772円を更新した。米国では利上げ観測の後退に伴い、米長期金利が低下基調を継続しており、大型テック株などを買い戻す動きを見せている。ナスダック指数は7月に付けた年初来高値1万4446ポイントに接近し、年末高が意識されるなかショートカバーが強まる展開が期待される。

 こうした流れを受けて、東京市場でも年末高へのセンチメントが高まりやすいだろう。内外の機関投資家による主力株への資金流入が期待される一方、個人投資家を中心に出遅れている中小型株を見直す動きが強まる可能性がある。グロース市場250指数は11月に入ってからのリバウンドにより25日移動平均線を上放れ、75日線を支持線に変えつつある。ただし、依然として6月に付けた年初来高値871.35ポイントを大きく下回る状況であり、更なる修正リバウンドを想定した値幅取り狙いの動きの強まりが期待される。

●活躍が期待される「注目5銘柄」

◆ウェルスナビ <7342> [東証G]
ロボアドバイザーによる個人向け資産運用サービスを提供。11月10日に発表した2023年12月期第3四半期累計(1-9月)の営業利益(非連結)は前年同期比3.9倍の5億2900万円で着地した。運用者数の7割弱が積立を設定しているが、積立以外の形でも追加で入金する顧客が多く、成長を牽引している。NISA(少額投資非課税制度)でロボアドバイザーが使える「おまかせNISA」の運用者数は第3四半期末に7万人に達しているが、来年1月からスタートする新NISAに向けて経営リソースを集中させ、新制度への全面対応を図る。株価は足もとでの急ピッチな上昇により過熱感が警戒されるものの、大勢トレンドは21年5月の上場来高値4740円をピークに調整を続け、依然として底値圏にあることから、修正リバウンドが期待される。

◆AI CROSS <4476> [東証G]
企業向けメッセージサービス、人事AI解析などを提供。11月14日に発表した2023年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結営業利益は前年同期比63%増の2億3800万円に拡大した。収益性の高い国内顧客の獲得や配信数の拡大に注力した結果、海外顧客の配信数は減少したものの、国内顧客のメッセージング売上が伸びた。株価は足もとでリバウンド基調であり、26週線を支持線に変えつつある。6月の年初来高値1948円から10月安値の1077円までの調整に対する一段のリバウンド本格化を想定する。

◆GENDA <9166> [東証G]
国内外で「GiGO」ブランドのアミューズメント施設を運営するほか、オンラインクレーンゲームやアミューズメントマシンのレンタルを手掛ける。11月20日に2024年1月期の連結営業利益を従来予想の43億円から50億円に上方修正した。足もとの第3四半期(8-10月)は、商戦期である8月の既存店売上高がコロナ禍前の2019年同月を上回る水準で順調に推移し、9月も同様に19年同月を上回った。期初計画の今期国内13店舗の新規出店も10月で達成している。7月28日に新規上場後、株価は概ね順調な足取りで推移していたが、8月30日の上場来高値3285円をピークに調整に転じ、10月30日には1755円まで売られた。その後のリバウンドにより13週線を突破してきており、上場来高値を意識したトレンド形成が期待されそうだ。

◆ボードルア <4413> [東証G]
ITインフラストラクチャにおけるコンサルティングから設計、構築、マネージドサービスまで提供。10月11日に発表した2024年2月期第2四半期累計(3-8月)の連結営業利益は前年同期比93.2%増の6億5500万円で着地。通期の同利益は前期比30.3%増の12億7000万円を計画するが、同社の収益は下期偏重の傾向がみられ、上振れて着地する可能性がありそうだ。株価は足もとのリバウンドで13週線を支持線に変えて26週線も上回ってきており、7月19日に付けた上場来高値3665円を意識したトレンド形成へ向かうかが注目される。

◆AnyMind Group <5027> [東証G]
ブランド企業向けマーケティング支援やクリエイター向け収益化支援などを展開。11月14日に発表した2023年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結営業損益は3億3100万円の黒字(前年同期は2億2900万円の赤字)に浮上した。重要指標である売上総利益は、マーケティング、D2/EC、パートナーグロースの主要プラットフォームが前年同期比30%を超す成長を継続している。株価は7月3日に付けた上場来高値1587円をピークに調整を続け、10月24日には586円まで売られた。その後は反発に転じ、足もとで上値抵抗線として意識されていた13週線を突破してきており、リバウンド基調が一段と強まりそうである。

(2023年11月24日 記)

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