<注目銘柄>=ADプラズマ、半導体関連人気に乗り戻り相場本番へ
アドテック プラズマ テクノロジー<6668>の1500円台近辺のもみ合いは仕込み場と捉えたい。半導体や液晶の製造装置で使われるプラズマ用高周波電源の大手メーカーで、高技術力を武器に国内外で高い商品シェアを誇る。売り上げのほぼ半分を海外で占めており、米国のほか韓国や台湾、ベトナム、中国などアジア地域で顧客開拓が進んでいる。
プラズマ電源はパワー半導体向けで旺盛な需要を確保しているほか、低迷が続いていたメモリー市況もスマートフォンの在庫調整圧力が一巡し底入れ観測が強まっており、同社の収益環境にも追い風が意識される。23年8月期の営業利益は4期ぶりに減益決算を強いられたものの、24年8月期は再び増益に転じる公算が大きい。会社側では前期比8%増の24億3000万円を見込むが、保守的で上振れする可能性も十分にある。
株価は10月末のザラ場1352円を目先の底に切り返し急となっているが、依然としてPERは7倍台に過ぎず割安感が強い。半導体関連の中小型株人気に乗って一段の水準訂正が期待できそうだ。(桂)
出所:MINKABU PRESS
プラズマ電源はパワー半導体向けで旺盛な需要を確保しているほか、低迷が続いていたメモリー市況もスマートフォンの在庫調整圧力が一巡し底入れ観測が強まっており、同社の収益環境にも追い風が意識される。23年8月期の営業利益は4期ぶりに減益決算を強いられたものの、24年8月期は再び増益に転じる公算が大きい。会社側では前期比8%増の24億3000万円を見込むが、保守的で上振れする可能性も十分にある。
株価は10月末のザラ場1352円を目先の底に切り返し急となっているが、依然としてPERは7倍台に過ぎず割安感が強い。半導体関連の中小型株人気に乗って一段の水準訂正が期待できそうだ。(桂)
出所:MINKABU PRESS