C&Gシステムズ---3Qは減収なるも保守売上は国内外ともに堅調に推移
C&Gシステムズ<6633>は14日、2023年12月期第3四半期(23年1月-9月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比10.9%減の29.68億円、営業利益は同65.4%減の1.40億円、経常利益は同56.1%減の2.00億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同61.0%減の1.03億円となった。
CAD/CAMシステム等事業の売上高は前年同期比1.7%減の25.56億円、セグメント利益は同63.6%減の1.16億円となった。製品販売については、自動車向け金型・部品製造業の設備投資抑制が大きく影響し伸び悩んだ。海外では韓国において電気自動車(EV)関連の需要等により販売が堅調に推移したが、その他の地域では低調に推移した。保守売上は、既存顧客に対する充実したサポートを提供することにより、引き続き高い保守更新率を維持し、国内海外ともに堅調に推移したものの、製品販売の落ち込みをカバーするに至らなかった。
金型製造事業の売上高は前年同期比43.6%減の4.11億円、セグメント利益は同72.1%減の0.24億円となった。EVシフトとの兼ね合いにより新機種開発が乏しいことに加え、従来機種のモデルチェンジサイクルの谷間で2023年上期の受注状況が低調に推移したことが影響した。
2023年12月期通期については、同日、連結業績予想の修正を発表した。売上高が前期比14.1%減(前回予想比8.1%減)の37.96億円、営業利益が同87.3%減(同81.5%減)の0.57億円、経常利益が同75.5%減(同64.1%減)の1.25億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同78.8%減(同70.2%減)の0.62億円としている。
《SI》
提供:フィスコ