テックポイント・インク---3Q累積は減収なるも単独四半期で過去最高の売上・営業利益を達成し、通期を上方修正
テックポイント・インク<6697>は9日、2023年12月期第3四半期(23年1月-9月)連結決算(米国基準)を発表した。売上高が前年同期比3.4%減の70.22億円、営業利益が同9.6%減の19.06億円、税引前四半期純利益が同1.3%増の21.31億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同0.1%減の18.87億円となった。同社発表の金額は米ドル建てで、上記円金額は9月末為替相場による換算額となっており、変動率は米ドル建て金額の対比による。
売上高は、前年同期と比較して1.6百万米ドル又は3%減少した。これは主に、監視カメラシステム市場向け半導体製品の売上高が5.0百万米ドル減少したことによる。車載カメラシステム市場向け半導体製品の売上高は、3.4百万米ドル増加した。監視カメラシステム市場向け売上高の減少は、出荷数の減少及び製品構成の変化による平均売価の減少に起因する。車載カメラシステム市場向け半導体製品の売上高の増加は、製品構成の変化による平均売価の減少以上に、出荷数の増加の影響が大きかった。
車載カメラ分野の好調を受け、第3四半期単独期間(23年6月-9月)では、売上高17.5百万米ドルと過去最高の四半期売上高を達成、営業利益も12.7百万米ドルと過去最高となった。
2023年12月期通期については、同日、連結業績予想の上方修正を発表した。売上高が前期比0.4%減(前回予想比3.2%増)の96.92億円、営業利益が同8.7%減(同10.3%増)の26.41億円、税引前当期純利益が同0.3%増(同9.2%増)の29.40億円、当期純利益が同1.4%減(同7.4%増)の26.04億円としている。
《SI》
提供:フィスコ