ソフトバンクは切り返し鮮明、4~9月期最終3割増益好感し高配当利回りも注目
ソフトバンク<9434>は5日ぶりに切り返しを鮮明としている。前週後半から決算発表を前に五月雨(さみだれ)的な売りが出て下値を探る展開にあったが、きょうは満を持して反発し1749円50銭まで買われた。直近4営業日で下げた分の約3倍の戻り足をみせている。同社が8日取引終了後に発表した23年4~9月期決算は最終利益が前年同期比29%増の3021億4100万円と好調だった。主力の通信事業で値下げの影響が一巡したほか、メディア・EC事業の採算も改善している。市場コンセンサスを上回る決算内容で、これを評価する買いを呼び込む形となった。同社株は配当利回りが高いことも個人投資家資金を引き寄せる背景となっている。
出所:MINKABU PRESS
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