ソフトバンクGは売り優勢、英アームの決算発表後の急落をネガティブ材料視
ソフトバンクグループ<9984>は強弱観対立のなかも売り優勢、前日終値近辺で売り買いを交錯させている。同社傘下の英半導体設計アーム<ARM>が米国時間8日引け後に発表した23年7~9月期決算は、売上高が前年同期比28%の伸びを達成したものの最終損益は赤字となった。また、10~12月期の売上高予想が市場コンセンサスを下回ったことで、同社株は時間外で一時9%安に売り込まれた。これがソフトバンクGの株価にはマイナスに作用している。なお、きょうは引け後に同社の決算発表も控えており、その結果にマーケットの視線が集まっている。今週は6日に同社が出資する米共用オフィス大手のウィーワークが経営破綻するなど、同社にとってはネガティブ材料が続いているが、6000円台近辺では押し目買いニーズも強く、決算発表後の値動きが注目される。
出所:MINKABU PRESS
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