内海造がS安ウリ気配、「低採算の内航船」売上比率の増加見通しで警戒感
内海造船<7018>がストップ安の水準となる前営業日比1000円安の5230円でウリ気配となっている。6日の取引終了後に発表した24年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算は、売上高が前年同期比43.7%増の263億4200万円、経常利益が同13倍の26億9800万円となった。経常利益は第1四半期(4~6月)と同じく、通期の計画を上回って着地した。一方、船舶事業では第3四半期(10~12月)以降、低採算の内航船の売り上げ比率が増加し、収益圧迫要因となる見込みだと指摘。米国経済の成長率鈍化により為替相場が円高方向に振れるとの予測があるなか、受注済みの外航船や新規受注船の収益が大幅に悪化するという大きな変動要因があるとして通期の業績予想を据え置いており、業況を警戒した売りを促したようだ。
出所:MINKABU PRESS
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