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米国株高を追い風に9月下旬以来の水準を回復【クロージング】


6日の日経平均は大幅に4営業日続伸。758.59円高の32708.48円(出来高概算20億4000万株)と、9月20日以来の32700円台を上回って取引を終えた。前週末の米国市場で、米長期金利が低下したことを背景に買われた流れを引き継いで、東京市場でも半導体関連など値がさハイテク株を中心に幅広い銘柄に買いが先行。日経平均は前場終盤にかけて32766.54円まで上げ幅を広げ、抵抗線として意識されていた75日線を明確に上放れ、10月13日に付けた直近戻り高値を突破した。その後は、目先的な達成感や短期的な過熱感から利食いが出たものの買い意欲は衰えず、32700円前後と高値圏での推移が続いた。

東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1200を超え、全体の7割超を占めた。セクター別では、非鉄金属、機械、輸送用機器、電気機器など27業種が上昇。一方、海運、水産農林、銀行など6業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、アドバンテス<6857>、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、KDDI<9433>が堅調だった半面、アステラス薬<4503>、レーザーテック<6920>、川崎船<9107>が軟化した。

3連休明けの東京市場は、米国市場の上昇が追い風となった。米雇用統計など市場予想を下回る経済指標が続いたことから、金融引き締めの長期化への警戒が後退し、米国市場は主要株価指数が上昇。この流れが波及した格好となり、ヘッジファンドなどの短期筋による先物への買い戻しの動きが強まったことも支援材料となり、日経平均の上げ幅は一時800円を超えた。

東京市場は急ピッチの上昇に対する利益確定は入りやすく、次第に戻り待ちの売り圧力が強まる可能性がありそうだ。今週は7日にカンザスシティー連銀のシュミッド総裁やダラス連銀のローガン総裁の発言機会が予定されている。市場の行き過ぎた楽観的な動きを警戒する発言が出てくるのが注目されそうだ。一方、国内主要企業の決算発表は本格化しており、今下期の業績回復など良好な内容が示された銘柄には投資マネーが流入しているため、選別色の強い展開が続きそうだ。

《CS》

 提供:フィスコ

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