ギックス---1Q売上高5.20億円、重点クライアントの部内・社内でDIサービスが浸透
ギックス<9219>は30日、2024年6月期第1四半期(23年6月-9月)決算を発表した。売上高が5.20億円、営業利益が0.68億円、経常利益が0.68億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が0.43億円となった。2024年6月期第1四半期より連結財務諸表を作成しているため、2024年6月期第1四半期の対前年同四半期増減率は記載していない。
当第1四半期においても「データインフォームド」の思想に共感する多くのクライアント企業から価値提供の機会を得た。前年度に引き続き、特に大手既存クライアント企業において、既取引部門・取り組み中の領域におけるDIサービスの利用継続・拡大(縦展開)及び、同社内の新規領域へのDIサービスの提供(横展開)が進展した。また、並行して強化している既存及び新規プロダクトの推進も順調に進捗した。売上成長の実現にあたっては、1.縦横展開を加速するための、人材育成及びアセット活用の継続的な強化活動、2.協業を核としたデータインフォームド思想の啓発活動及び営業体制・デリバリー体制の強化、3.DIプロダクトサービス「マイグル」の拡販及び機能強化、の3つの領域に注力した。1.に関しては、前年度に引き続き、プロジェクト推進で培った同社独自のノウハウをマニュアル、ツール、プログラム等の形式でアセット化し、再利用性を高めている。また、当該ノウハウを基にした人材育成に関しても、日々ブラッシュアップを重ね、効率性を高めている。加えて、前年度に開始したBeyondgeとの業務提携により、データサイエンティスト及びエンジニアの採用活動の強化も順調に進捗している。2.に関しては、本年10月2日、西日本旅客鉄道<9021>との合弁会社である「株式会社TRAILBLAZER(トレイルブレイザー)」を設立した。将来的に不足が懸念されている高度デジタル人材を確保・育成し、JR西日本グループの業務プロセス改革及びビジネスモデル変革を一層強化していくとしている。3.については、DIプロダクトサービス「マイグル」が順調に拡大している中、本年8月、ブランディング/クリエイティブデザイン事業を行う完全子会社「株式会社ギディア」を設立した。これにより、従前より「マイグル」が備えていたデジタル機能に加え、リアルな“場”づくりも併せて提供することで、サービス価値の向上を目指すとしている。
2024年6月期通期の連結業績予想については、売上高20.67億円、営業利益3.75億円、経常利益3.74億円、親会社株主に帰属する当期純利益2.64億円とする期初計画を据え置いている。
《AS》
提供:フィスコ